階段側桁の作成 | ★若手 棟梁大工の建築裏日記★   

階段側桁の作成

 

 

 

 

 

階段構造材の作成風景。

 

形式はストリップ階段です。

ストリップ階段とは、

骨組み(階段の構造)を表し、素材の美しさを表現する手法。

構造を見せるので

当然、無垢材でなければストリップ階段は作成できない。

 

 

 

 

しかし、素材が無垢材の無節故、コストがかかってしまいます。

 

そこで、考えたのが、側桁(階段の両サイドの構造)に

高価な一本ものの杉材を使わず、あえて、半割れ(1/2の厚み)のものを

2枚貼り合わせて1本物の側桁を作成するというもの。

 

 

2枚貼り合わせ、1本ものにした側桁。

 

 

少し手間は掛かっても、全体のコストは下がります。

 

なおかつ見た目は、一本ものと遜色なし。

 

美しく見せられる為には、さまざまな理由があります。

よいモノを少しでもお安くする工夫は、

今後ますます必要かも。

 

つづく(^^)