さてさて。新タイトルやってみますか。
葬送のフリーレン!
原作と作画が違う人のパターンか。まぁ我が敬愛するゆでたまご先生みたいなもんだなw
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さて物語は魔王を倒したところから始まります。
魔王を倒す物語じゃもう面白くないですからね。そんな漫画もう読みたいとは思えない。魔王を倒したその後日談を掘り下げる、それくらいやらないともう目新しさがないんだよなぁ…
つーわけで王様への拝謁終了。
旅立ちの際の王様はケチと相場が決まってますからね。ドラクエ1では120Gとたいまつ、2では50Gとどうのつるぎ、3ではこんぼうとひのきのぼうと50G。「魔王退治ナメてんの?」とも言いたくなりますが、まぁ大金払えないのも分かります。そんなことしてたら「魔王退治してきます詐欺」が横行しちゃいますからねぇ…
そんなこんなで平和な時代が訪れました。
そしてそして50年後。
エルフを主人公にすることによって、普通の物語ではできない時間の進め方ができるわけですな。第1話でこれをやれるのは脚本の勝利でしょう。
そして50年ぶりに流星群を見に行く勇者一行。
さっきも言いましたが脚本の勝利でしょう。時間に対する感覚が全く違う人間とエルフ、エルフから見れば刹那の出会いも人間目線で見れば人生の大半、そんな感覚のすれ違いを描けばそりゃ面白いですわな。ふと感じたのは「超人ロック」を中世ファンタジー風に描くとこういう感じになるのかもな…
そして第2話ではさらに20年経過し、この子が登場。
フェルン(9歳)!
新たなフリーレン一行の仲間として登場する新キャラ、こうなるともう簡単に時間を進めていくわけにはいきませんね。この子まで老衰で死亡するような流れでストーリーを展開すると、フリーレンはいつまで経っても一人ぼっちだからなぁ…
さて勇者ヒンメルに続いて僧侶ハイターにも天に召される時が。しかし不老不死の魔法を解読してほしいと頼むハイター。
死ぬ前は皆こうなのかもしれないね。そしてこれは実際に死を目前に迎えてみないと分かりませんよね、万人に共通して死は未経験の出来事なんだから…
さてそんなハイターを安心させるため、修行に励むフェルン。
この辺もエルフとの感覚の違いですよね。いつかはできるとしても、今できないとダメ。限られた時間の中で生きているからこそ、時間的制約が逆に人間の必死な姿勢を生むのか…
そんなわけでいよいよハイターも退場。
1話と2話目で重要人物を相次いで老衰で死亡させる、いいんじゃないでしょーか。そして「たったの」10年しか一緒に居なかったにも関わらず、やはり今生の別れの際には涙するフリーレン。この子のドライな思考と優しさがどちらも見えますね…
そんなわけでフェルンと共に旅に出たフリーレン、最初のミッションは花探し。
フリーレンを仮に1000歳だと仮定すると、15歳のフェルンにとっての半年はフリーレンにとっての2.3日程度という考え方もできます。時間は一定ではない、この辺りも相対性理論か…
さてフェルンの16歳の誕生日。
フリーレンがエルフだからというわけではなく、この辺りの人の感情というのはホント分かないものです。特に女性の感情は面倒なんですよw
そんなわけで16年間一緒にいる2人。
フリーレンはもしかすると第二次性徴がまだ来ていないのかもしれませんなwでも可能性はありますよね、彼女の年齢は誰も知らないんだし、エルフという種族が何歳で大人の女性になるのかの言及も無いしな…
さて初の魔族との戦闘、相手は腐敗の賢老クヴァール。
クヴァールは七崩賢には入っていないものの、80年前のフリーレン一行が倒せなかったことからすると実力は七崩賢以上なのかもしれませんな。実際フリーレンが過去負けた魔族は4人だけ、名前が判明しているのがマハトとクヴァールの2人ということからしても、1巻で登場するような敵キャラではないのかも。
そんなわけでvsクヴァール。
80年あれば、最新の物だって時代遅れになるし、それが特別優れた技術であれば瞬く間に一般的な技術として人間は取り込んでしまうということですな。コンパスやネジ、紙や電気、蒸気機関、電話やワクチンといったとんでもない発明だって80年経てばもう一般的技術だもんな。人間の探究心は恐ろしいよ…
さて次のミッションは海岸の片付け。
毎日キチンとしてる人から見ればだらしなく見えるかもしれませんが、逆に我々のようなだらしない人間は「何でそんなにキッチリやる必要があるの?」と常々思っていますがね…
次は人の死について。
私は無神論者ですが、「死後の世界観」と「信仰」という両者は無関係だと考えています。キリスト教徒だからってキリスト教の説く世界観に絶対に縛られなきゃいけないわけじゃないでしょう。だから無神論者だからって死後は無に還ると考えなきゃいけないわけじゃない。人が死んだらどこへ行くのか、それは人それぞれの考え方があっていいんですよね…
そんなこんなでフリーレンの旅の目的が決まりました。
「死者と会話できるというオレオールを目指す」葬送のフリーレンという漫画の目的はこれだけです。漫画の構造としては西遊記とか銀河鉄道999に近いのかな…

















































