改訂版きよの漫画考察日記71 魁!男塾第10巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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ギター

さて桃vs影慶、ついに影慶がこの技を披露しちゃいます。
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愾慄流死奥義 穿凶毒手!
影慶といえば毒手、毒手といえば影慶でしょう。まぁ毒手使いなんてのは闘将!拉麺男の蛾蛇虫か刃牙の柳龍光、もしくは影慶、この3人くらいのもんですからね。その中で一番印象深かったのはやはり影慶の毒手で間違いなし。

しかし影慶の毒手は蛾蛇虫や柳龍光の毒手とは異なり、1回限りの死の奥義でした。{A4A21727-0F7F-4289-8924-910B1ACBCEC8}
使ったら死ぬというリスクは最高級に高いですが、何ら修行を必要とせず薬品を振りかけるだけで使えるというお手軽感もまた最高級。それだけでなく使用すれば死ぬというその悲壮感が、毒を使用したという卑怯さをも覆い隠してくれる良技です。

さてその頃冨樫たちは治療中。
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プロゴルファー猿のミスターXのような医師集団ですが、独眼鉄や影慶のようにどう見ても助からない患者をも蘇生させるその技術はおそるべし。さすが中国漢方医術です(笑)

その頃万人橋から落ちた田沢と松尾も無事生還。
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田沢の「わしらがいなくてなんの男塾よーっ!」これはまさにその通り。伊達や三面拳は別に死んでも構わないんですよ、しかし桃・冨樫・田沢・松尾、この4人は死なせちゃいけません。いなくなっちゃったらもう男塾じゃなくなっちゃいます。

さて桃が影慶を倒したところで男塾三号生登場。
{8AF713D2-59D7-40E6-9EEF-CAE6EC65EB2C}どいつもこいつもいかつい見た目ですが、やはり向かって右端のキャラクターが強烈です。桜に「男」の刺青、しかもそれをおでこに入れちゃうという気合の入りっぷりですから。彼はこんな見た目で卒業後ちゃんと就職、結婚できたのかなぁ(笑)

そんなわけで連れていかれる一号生。
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松尾の悪い予感、これがなきゃ男塾は締まりません。
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いひひっウシシやっぱ松尾の嫌な予感は最高です。目立たないセリフなんですが男塾名言TOP10に入るでしょう、これは。

一方三号生も檻の中へ。
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こちらもまたパンチが効いてますが、多少おかしな方向にいっちゃってます。向かって右から2人目の髪型は完全にギャグですし、最後尾の奴の髪型に至っては男爵ディーノとモロ被りです。多分ディーノと同じ美容院に行ってて担当美容師も一緒なんでしょうな(笑)

そんなこんなで決勝戦の形式は過去に例を見ない壮絶なものになりました。{CA68D240-3A88-45D8-8B95-5D4BF61CB4BB}
宙秤攣殺闘!
中国拳法の長い歴史においてたった一度だけ、1615年2月29日に雲南省青牙山にて行われた史上最凶の戦いです。こうやって適当な日付をぶち込んでくるのも民明書房の上手いとこなんだよなぁ…


さてさて、いよいよ始まりました桃vs邪鬼。そして邪鬼といえばもちろんこの技です。
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大豪院流 真空殲風衝!
驚異のスピードで打ち出される拳がカマイタチを生み出すという、漫画だからこその技です。まぁ普通に漢字を当てるなら「真空旋風掌」ですよ、そこをあえて「真空殲風衝」としたところにセンスを感じますね…

つーわけで桃を圧倒する邪鬼。
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邪鬼が巨大に見えていたのは圧倒的な闘気と威圧感によるものだったそうです。あの巨大な刀や巨大なビール瓶も圧倒的な闘気と威圧感によるものだったに違いありませんね(笑)

しかしここで桃が反撃、邪鬼は出血。
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それは嘘です。少なくとも邪鬼は過去に江田島戦と聖紆麈戦で出血が確認できますから。

さて桃以上に氣の扱いに長けた邪鬼、こんな武器をも使います。
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氣功闘法 繰条錘!
これが邪鬼の敗因となってしまいました。こんなもの使わずに己の肉体だけで勝負していれば邪鬼は桃に完勝してただろうになぁ…

そんなわけで絶体絶命の桃。
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やはりここぞという場面では田沢です。この辺りを読んでると、魁!男塾という漫画の主人公は実は松尾と田沢なんではないかとすら思えてきます。それはさすがに言い過ぎか(笑)

そんなこんなで決着。{8640FB48-93B4-4DF5-B973-806829A93734}

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桃が実力で勝ったという感じではありませんね。少年漫画におけるボス戦は「①主人公絶体絶命→②主人公新たな力に目覚める→③さんざ苦戦していたボスを圧倒的力で葬り去る」これが基本スタイルでしょうから。運と機転で倒すというのは珍しい決着です。

つーわけで大豪院邪鬼、死亡。
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改めて邪鬼の顔をよーく眺めてみると、その眉毛がとんでもないことに気付かされますな(笑)

そんなわけで一号三号合わせて11人もの死者を出して大威震八連制覇もようやく終了。そして1ヶ月後、男塾に現れた天挑五輪大武會の使者に出場者名簿を渡す江田島塾長。
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大人になって読み返すと「なんて子供騙しなんだ」と思わずにはいられない展開です。でもやはり子供の頃にはこの展開にガッチリ騙されていましたね。それに16人という大所帯でチームを組んで戦うというのも当時は斬新だったもんなぁ…