今回のアジア大会で、サッカー韓国代表が、ちょっと話題になりました。
優勝すれば軍隊を免除になるので、23歳以下代表+オーバーエイジ3名のルールをフル活用して、ほぼA代表に近いメンバーで参加。
結果、、優勝して、みごと軍隊免除を勝ち取った!!
これには、、国内・国外からいろいろな意見ありましたが、、、、
一方の日本は、2年後のオリンピックを目指しての強化に使い、21歳以下の若い選手は、決勝という舞台で、ワールドカップにも出た韓国のA代表選手、、、
それも本気モードの状態で戦えたってのは、すごく良い強化、経験になったんじゃないかと思います。
ただそれは、韓国の選手も負けないくらいの経験だったかと。。
だって負ければ、、、、2年間銃を持つことになるわけで、、
プロスポーツ選手にとって、生きるか死ぬかの究極な重圧!!
絶対に負けられない戦いの連続の中での優勝は、ある意味、ワールドカップ優勝よりも大きかったはず。
この重圧を乗り越えた選手は、かなりプレッシャーに強くなったんじゃないかと思います。
先日のワールドカップでのドイツー韓国の試合。
ドイツは、2点とって勝たないといけない試合で、韓国の方は、正直消化試合。
実力から考えてもドイツが2点とれると思ってたら、、、結果、韓国の勝利。
試合が進むにつれ、ドイツの選手の焦りが見えて、超一流でも2点とって勝つってのがかなりの重圧なんだって、思い知らされました。。
それを考えると・・・
今回の韓国代表は、、よく優勝できたな~って、、
メンタルの強さに驚かされました。
軍隊問題は、韓国の男子なら生まれた時から背負う十字架。
若い、、本当に良い時期の約2年間を、軍に捧げなくてはなりません。。
韓国の男子は、、勉強しないといけない・・良い学校に入らないといけない・・・軍隊に入らないといけない・・・良い会社に入らないといけない・・・・って、、
~~しないといけない
って事が多々あり、それが暗い影を落としてるように見えます。。
しないといけないの中心には、、軍隊があります。
そして、、、
軍隊を無事に勤めて終えても、何年間は予備隊として、1年に1度、まる1日を使って、軍で訓練を受けます。
これには、現役兵も予備兵も疲れるようで・・・
現役は、やる気ない先輩方の扱いに困り(笑)
予備兵も、普通の学生、社会生活を送ってる時に、わざわざ休んで行くわけだから面倒くさい(笑)
私が韓国の大学に通っている時も、除隊して復学した方々が、予備軍で呼ばれて勤めてくる時が多々有り、、夕方にストレスいっぱい状態で戻ってきます。
ストレス溜まってれば、、酒!!
その日の飲みは、いつも以上にスパーク!!
1次会から飲み方が激しく、、
焼酎瓶にスプーンがはいってるのは、マイク(笑)
各自に回ってきて、起立の状態で歌わされます。。
みんな居酒屋なのに、シャウト!!
髪の毛は長いけど、一応、、軍なので、戦闘服に軍靴を履いて出勤します(笑)
なので、飲みの席でも戦闘服・・
軍に行かない女子が喜んで着てたり(笑)
こんなことしてみたり・・・・(笑)
予備軍の時期には、学生街のあちこちで、こんな光景が繰り広げられます。
私は、、、、
お勤め終えて、もう履かないって先輩から軍靴をいただき、、
それをミリタリーファッションで活用。
このブーツ、、、立派な空軍の靴です(笑)
釜山映画祭のレッドカーペットを踏んでみました!!
愛国心と青春が入り混じった、何とも言えない韓国の若者文化。
時代の流れとともに、軍隊でも色々と変わってきてるようです。
上官が指導するときは敬語だったり、、暴力や体罰は禁止。
基本的には。。。
市民の心に、そして、、生活の中に入り込んでいる軍隊。
北朝鮮の最近の積極的な動きなんかを見ながら、、
今後、この強制入隊制度は続くのか?はたまた、職業入隊制度になるのか?
もし入隊制度が変わると、若者や韓国という国はどうかわるのか?等々。。
韓国に住んで、学生生活をしながら、目の前で見た私には、色々と想うことがあります。