藤原歌劇団在籍時に大変お世話になった五十嵐喜芳先生が天に召されました。
僕は研究生とか経てなくて、大学卒業後の1985年の本公演「マノン・レスコー」からコーラスメンバーで出させて頂きました。
先生は一線は退かれていらっしゃいましたが総監督を務められながら音楽教師役で出演されていて、美しい声を響かせていらっしゃいました。
1987年に入団試験を受けた時に当然ですが審査委員長をされていて、
歌唱後の面接であっさりと「うん、入団でいいんじゃないか?お世話になりますが宜しくお願いいたします。」とニッコリ笑って仰有ってくださいました。
山路芳久さん、小島健ニさん、粟国安彦先生、福森湘先生、そして五十嵐喜芳総監督…既に天に召された偉大な先輩方、先生方…舞台音楽に携わる者として必要不可欠なものを言葉では表せないほどたくさん教えて頂きました。
藤原歌劇団の全盛期を彩られた素晴らしい皆さん…末席とは言えご一緒させて頂いた経験は今でも僕の大切な宝です。
五十嵐先生は藤原歌劇団の中で人付き合いの苦手な僕を何かと気づかって下さり「最近調子どうだ?」「頑張ってるじゃないか」「いい仕事したな」と、事ある毎に優しく声をかけて下さいました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
どうぞ安らかに。
まだまだ未熟な僕らが奮闘努力する様を
空の上から見守っていてください。
たくさん、たくさん、ありがとうございました。
合掌。