卒業 | ぼくとゲームとももいろクローバーZと奥澤村

卒業

有安杏果がももクロを卒業した。してしまった。

 

『なぜ?』という気持ちを先送りにして今日という日を迎えた。

今日何かしらの答えを期待して。

 

結論から言えば、明確な答えは示されなかった。

 

今日を迎えるまで口にすることは避けてきたが

結婚するんじゃないか?すでに妊娠しているんじゃないか?

そんなことも考えたりした。

先の記事でも書いた通り、それならば受け入れることはできるし納得もできた。

しかしそういった報告もなかった。

 

彼女が語った言葉は

「奇跡の5人と言われるけれど、あまりそう思ったことは無い...」

 

他にも語った言葉はあるけれど、個人的にはここが特に重く感じた。

 

言葉の捉え方は様々あると思う

その中で、あくまで自分の捉え方として、この言葉の意味を考えてみた。

 

 

ももクロはどんな困難にも立ち向かって、無理難題をいくつも越えてきた

まさにいくつもの奇跡を起こしてきた

でも実は違う

本当の無理難題は、舵を切る事もあったし

越えられなかった壁だってあった

ももクロはファンタジーだと、昔はよく言っていた(言わされてた?)

この言葉は実にももクロをうまく表現している。そう、ももクロはファンタジーなのだ。

奇跡を語り継ぎ、現実はひとまず伏せておく

これがももクロのファンタジーだ

ファンタジーは似た言葉で置き換えられたりする

『嘘』

 

 

これこそが、有安杏果がももクロを続けることができなかった理由ではないか、と

あくまで個人的に勝手に推測した。

彼女は、奇跡の5人なんかじゃなくても、リアルな姿の5人で良かったと考えていたのではないか?

もっとそれぞれの力が現実的に評価されることを望んでいたのではないか?

 

 

しかし自分は、やっぱりももクロは奇跡の5人で、ももクロはファンタジーであってよかったと思う。

ファンタジーは嘘と置き換えられてしまうかもしれないが

実は両者は違う

 

嘘は嘘だが

ファンタジーは、信じることで『本当』にする事ができる

越えられなかった壁も、舵を切ってしまった無理難題も

信じて続けることでいつか乗り越えられる日が来る

そしてそれこそが『ももクロの奇跡』なんだと。

 

 

有安杏果がこれ以上語ることは無いだろう。だから勝手に推測するしかない

そして今はもう彼女の本心はそれほど重要ではない。

真実よりも、今それぞれが抱いている想いを大事にしたい。

ももいろクローバーZは4人で新たな一歩を踏み出した

これからもその奇跡を信じてともに進んでいくだけだ

今日、幕張を新たな出発点として。