藤田嗣治さん♪ | 吉川まりあのオフィシャルブログ Powered by アメブロ

藤田嗣治さん♪

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今日は、藤田嗣治さんが建てた教会にも行ってきました☆



藤田嗣治さんとは
フランスに帰化した画家さんです(*vωvハ)






14歳の時にパリの万博で展示されたのがきっかけで、
3年間という親との約束で1913年27歳の時にパリに留学をしました。






当時ピカソを知らずに行ったピカソのアトリエで、
ギターをノコギリ切りその絵を描いているピカソを見て
『芸術は自由なんだ』というコトを学び、衝撃を受け…



芸術を見つけて名を出すまで親からの送金を断ってパリでの生活を続けました。






しかし、1917年31歳の時には自分の展示会を開けるようにまでなり、
それを見に来たピカソが黙って3時間見続け、
逆に藤田嗣治を大天才と認めたというエピソードもあります(笑)






1959年にランスにあるサンレミ聖堂から不思議なインスピレーションを受け、キリスト教に魅了され、
カトリックに改宗、洗礼を受け、
今日行ったランスの大聖堂で結婚式をあげました。



翌年、聖母マリアに捧げるロマネスク様式の礼拝堂を建立するコトを決心したそうです☆






教会は1965年から建て始めて、全て藤田嗣治さんプロデュース!



中を拝見させていただきましたが、
約200平米の教会全体が全てフレスコ画で、
それをなんと3ヵ月で仕上げたそうです。。



空の描き方や、人の表情も一人一人違うし、もう全てがとても繊細で…



たった3ヵ月で完成させたなんて信じられませんでした(ノ□≦、)・゜



しかも、フレスコ画は修正がきかないらしいのです!



でも、それは失敗させない為に
違う場所に家を買って、設計も配置も全て教会と同じにして練習をしたそうです(><)






中のフレスコ画はキリストの生涯が描かれていて、
キリストが十字架にかけられている所を見ている民衆の中に藤田嗣治さん本人も描かれていました!



トレードマークのおかっぱヘアーですぐに見つけられたよ☆



お金がない時代に自分で散髪していたから
おかっぱヘアーは苦労を忘れないために生涯突き通したらしいです。






1968年スイスの病院で癌で亡くなられ埋葬されましたが、
藤田嗣治さんの奥様が日記を見付け、
嗣治さんは自分の建てたチャペルの下で眠りたいという願望を知り、
2003年にお墓をチャペルに移しました。






戦争画を描いたコトにより日本にいられなくなってしまったけど、
それでも流行に流されることを嫌い、自らのスタイルと独自の世界に誇りを持つ姿は本当にかっこいいですよね。。



自ら日本国籍を捨て、フランス国籍を取得し、
日本での展覧会も拒み続けて、15年かけて交渉しつい最近実現しましたが、



今回まりあの大学の研修旅行のテーマは
『日本人が何故西洋の芸術を学ぶのか?』
ということなので、とても関連していると思うしまりあ自身も衝撃と刺激を受けました。。



日本ではあまり知られていなくてもフランスでは藤田というと嗣治って誰もが言うくらい知られている方だから、
こういう世界に認められて、尊敬できる日本人がいるコトは日本人として誇りに思うし、藤田嗣治さんを広めて行きたいなあと思いました!




゜+.まりあ.+゜