昨日エジプト人と話をしていたら、
前首相のムバラクのやり直し裁判が始まったと聞いた。
死んだとも言われたこともあるムバラクの名前を、久しぶりに耳にした




それに伴って、カイロや、アレクサンドリアで、モルシ派と反モルシ派で衝突
大きな喧嘩に発展して、それを止めるために軍が、催涙ガスをまいているとのこと。
カイロから昨日帰って来た人の話を聞くと
デモ隊の衝突が激化しつつあり、治安は悪くなる一方だとか・・・
タフリールには、複数の警官が立ち
いつでも、デモに備えている状況らしい。




今のモルシは、11月以降何にもしなくなったって…
明らかに、動きが悪くなった。
今のモルシは、何もしてない!
と、エジプト人も怒りをあらわにしていた。


最初だけで少しがんばるとすぐだらけるのは、エジプト人のナショナルキャラクター!
首脳に選ばれる奴も結局同じだったと、長く住んでいると思っていしまう。




今、エジプトは、更に物価が上がり経済状況が悪化している中で、
ムバラクにごめんなさいと、
革命が起こってしまったことを後悔す
る声もあるそうだ。

しかも、
シリアのようにならなくてよかった、
そういう選択肢を選んでくれたムバラクを称賛する声も聞こえてきた。




確かに、私腹を肥やしていたことは、良くないんだけど、
それでも、可能な限り物価調整に努力ををしていた過去が、
今になって、認められ始めている。




モルシを支持しているるエジプト人は、減りつつある…





更にドル高で、物価が上がろうとしているうえに、
7月から、税金が20%上乗せされるという情報もあるエジプト。

治安も回復しないまま、何もいい方向に変わろうとしない。



やり直し裁判にかなりの時間がかかると思われること
経済が悪化するほど増える反モルシ派。
エジプト政府内の歯車がかみ合ってないとはいえモルシが、
ムバラクの時以上の独裁政権をつくろうとしている政府内の状況。
ドル高エジプトポンド安に伴った物価の上昇。




国民の怒りが、更に高まりつつある状況。
このまま終わりそうにない、
更に波乱が起こる可能性、エジプトの未来に不安が漂う。