今日は、仕事も早めに終わり、晩御飯の後、ビデオを。
『明日』1988年作…もう今日で3度目なんですけど、
…なんですけど、何度見ても、結構好きで。

一番好きなセリフ:「甘か~」
母親がお手玉を解いて、中のアズキを煮たやつを
アルマイトのお弁当箱に入れていて、
それをチョイとつまんで食べた妊婦(桃井かおり)の、
ほんとに嬉しそうな、幸せそうな顔に、あんな顔してみたいと思う。

笑える産婆役:賀原夏子
酔っ払ってフラフラで現れる。「5杯や6杯がなんね。昔はうわばみのオトメさんてならしてたもんよ。」
そして、井戸水を頭からぶっかけ、しゃきっとしたところで、産婆業開始(笑)。

ちょっと気になる人たち:
伊佐山ひろこ(娼婦役)…なにげなくたまに見て、サバサバした感じが好き。
黒田アーサー(石原役)…この頃、短髪で結構いい顔してると思う。

所々で挟み込まれる捕虜・海を渡って日本に来た人達の悲しい日常。
            
でも、最後がほんとに、ぶちぎれる形で…。
日常が、一人一人の日常が、ありふれた日常が、恋愛や出産や結婚や…
それらが、一発の爆弾で吹っ飛ぶ。
ああ、あなたたちの、なにげない日常が…続きがなくなる。
長崎のある夏の日のお話です。

監督は、先月亡くなっちゃって。残念です。
『竜馬暗殺』『美しい夏キリシマ』『父と暮らせば』などなど…。