太陽は顕在意識の象徴だ

人類の顕在意識優位化は人類に文明化を引き起こし加速した

 論理性などから学術の進歩
 欲望追求
  戦争などの奪い合い
 

しかし現状の人類の顕在意識には基本構成要素にバグがある
実態として我々は選択の90%以上を潜在意識に任せている
そのことに我々は普段気がついていない

さらにそうした選択がもともと何を意図したものであるのかは
潜在意識によるものなので顕在意識は知らない
ただしそうした理由が必要に成ることが時々我々の生活で起きる

そのとき我々の意識システムは
その場のでまかせの
理由を捏造して意識に答える機能をもっている

自分が行った行動などの選択の理由として
意識の問に上がったものは我々はふつう疑わない
そうすることで自分の意識システム全体が統合的なものとして
受け入れられ、「わけのわからない何者か」が「知らない意図で」
自分の選択や行動を決定いているという薄気味悪い現実を隠している


しかし現実はその逆であり
自分の無意識がどういう意図を持って選択したのかはわからない
(大抵は「いつものように選択した」だけ)

この仕組みを意識すると
そうしたでまかせではない本当の理由を考えたり
顕在意識による意図的選択の割合を増やせたりする


ヤハウェといった唯一太陽神の信仰は
こうした顕在意識主義を象徴すると私は考える

そうしたことが
知能の高いユダ族を中心に起きたことは
ある程度の必然性のあることであったろう

しかし人類の殆どはもっと動物的な意識であったので
文明化やキリスト教の普及に伴って
相互作用的に徐々にそうした傾向が強まったというのが
人類の文明化の歴史であった


顕在意識化は経済化を伴い欲望の開放に向かった
そこでは先程の意識構造のバグが
エンドレスな欲望主義に火をつける構造を作った

多くの人が気がついているだろうが
経済的上昇志向の強い人の多くが
何らかの目標を持ってそれを手に入れることに邁進している
しかしそれが手に入るとほどなく次の目標に切り替わって
又同じようなループをしている


それは例えば
「100万円のロレックスが手に入ることが私の幸せ」
と信じて邁進し
それが手に入ると
「実は200万円のほうが本物だった」と書き換わる
といった繰り返しなのだが
それらはすべて
自分の顕在意識へ自分がついた嘘にすぎない

しかしその嘘のシステムに気がつけないので無限ループを追いかけ続けている


「幸せ」の研究が2000年以降進んできていて
なにか物欲的なものを満たすことでは一時的な幸せにしかならないことがわかっている

幸せを感じ続ける人たちの多くは
良好な友人などの人間関係を持ち続ける人のようだ


そうした関係はそうしたコミュニティや友人への
利他的貢献や深い自己開示や愛情で維持されるものではないだろうか?

つまり顕在意識主義が暴走させた欲望追求は自分を現実には孤独な不幸に陥れ
そうした過剰な利己主義を脱して利他へ向かうことで
ようやく求める幸せに結びついていくものらしい

それは顕在意識より集合意識的な態度でもある
そしてそれは温かい家庭と言った欲望的奪い合いよりも
共有意識や親密さが優位な場所で育まれるのであろう


現在経済的価値観が家庭内にまで入り込みすぎていて
次世代へ不幸を伝播させてしまう傾向が強まっているようだ
そうしたことに気がついてほしい
私自身そうした環境だった気がしている


最近SHOGENさんという画家が活躍されているが
彼の言うことに感心させられる