毎年1月と7月に地元のでっかい神社の氷川神社にお参りに行くんですが、昨日行ってきましてね。
くっそ暑い。
反面、直進2kmある参道の木陰の涼しさを程よく感じられましたよ。
参拝客も1月ほど多くないしでお参りするにはちょうどいい。
でもって、これまた毎年お馴染みの、参拝後の大宮公園内にある無料動物園巡り、……なんですが、月曜日が休園日だということをすっかり失念していて入れず。
代わりに、
池の中にいた亀やら鯉やらを見て終わらせときました。
絵馬には宇多田ヒカルのツアーチケットについて書かれてるものがありましたね。
当たったんでしょうか。
さて。
そんな昨日と今日とでNetflixのドラマ『地面師たち』を見ましたよ。
大根仁監督作品で、ピエール瀧が出てるっていうのもありましたけど、それ以上に、
音楽を石野卓球が担当してるっていうのがすっごいそそられたんですよね。
この人、「劇伴なんて絶対に無理!」って放言してたんですがね。
映画やドラマに楽曲提供することはいっぱいありましたけど、劇伴丸ごとは初めてということで、ドラマを見る前からiTunesでサントラ買いましたよ。
で、『地面師たち』なんですが、
数年前に実際に起きた地面師グループによる詐欺事件を題材にした原作小説のドラマ化でございまして、地面師グループのリーダーをトヨエツが、相談役を綾野剛、情報屋を北村一輝、法律屋をピエール瀧、ニンベン師を染谷将太、なりすまし役を用意する手配師を小池栄子が担当し、彼らを追う刑事をリリーフランキーと池田エライザ、彼らに騙される役として駿河太郎、山本耕史が登場。
全部で7話。
そうそう、オープニングのナレーションは山田孝之がやってます(イントロスキップすると存在感ゼロ)。
山田孝之と綾野剛、なんて聞くと『闇金ウシジマくん』を想起しますが、あっちはほんの少しだけ正義感が漂ってますが、こっちは詐欺グループなので悪意しかありません。
最初の2話で地面師詐欺の流れを見てレクチャーを受けた上で、残りの5話で山本耕史率いる石洋ハウスとの100億円の詐欺ドラマに入っていきます。
で。
まあ、内容は割愛しておきますが、まあ面白い!!
実際に起きた積水ハウスの詐欺事件の時、「地面師」「地面師」って報道で連呼されてて、なんやねん地面師って!!って思ってたんですが、ドラマを見てようやっと全容が分かったっていうのがありましてね。
相手をうまく騙せるのか、ミスが発覚してしまうのか、……っていうスリルも十分に味わえるんですが、騙される側にも事情があって、そういった犯人側と被害者側の双方にいる大勢の人間の思惑が交錯していくのが非常に面白いんですよ。
お菓子の「紗々」みたいに何本もの思惑が複雑に交錯してて、こんな奴は騙されてしまえ!って思いつつも、詐欺が発覚した時の衝撃にちょっと同情しちゃったりもして。
劇伴も石野卓球らしいエレクトロなテーマがありつつも、そうではない、人間の内面を描いているような場面ではその惑乱する心情をスペクトラムっぽいディープなアンビエントで表してたりもしてて、いい仕事しますやんか!って。
スリルとドラマのバランスがいいんですよ。
面白い。
あと、悪役を演じてるトヨエツがエロすぎる。
すっごいオーラ醸してて、たまらなかったですね。
民放ではできない過激描写もあるので、そのオーラが殊更に助長されてて、とにかくトヨエツが良い。
個人的には第2話に出てきた長野じゅりあが先日まで東京女子プロレスの選手だったので、ドラマで活躍してるのを見てちょっと嬉しかったのもありますね。
リリーフランキーの冴えない刑事感、マキタスポーツの悪いブローカー感、とにかく犯罪ドラマの空気が良い。
Netflix入っててよかったー!!って思いましたよ。
というわけで『地面師たち』堪能いたしました。
次。
『T.P.ぼん』のシーズン2が始まったので見ましょう。
あと『べいびーわるきゅーれ』が面白いらしいと聞きましたので、そっちも。
ではでは。