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橋本聖子元五輪相「参院政倫審」で墓穴…「裏金」と「貸付金」ゴチャ混ぜのズサン会計
公開日:2024/03/15 11:15 更新日:2024/03/15 11:15
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際立ったのは裏金のズサン会計処理(参院政倫審を終え、委員会室を出る橋本聖子元五輪相=14日)/(C)日刊ゲンダイ
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 弁明の場に出たのに、むしろ怪しさは増すばかりだ。自民党安倍派の橋本聖子元五輪相が14日、参院政治倫理審査会に出席。2016~19年に党参院議員会長を務めるなど要職を歴任したことから「自ら説明責任を果たす必要があると考えた」と語ったが、際立ったのは裏金のズサンな会計処理だ。

  ◇  ◇  ◇

 22年までの5年間に橋本氏が裏金化した額は計2057万円に上る。現職議員では6番目、参院議員に限れば山谷えり子元国家公安委員長の2403万円に次いで多い。21年2月に東京五輪組織委員会会長に就任してから22年6月末まで党を離れ、金額は3年分だけの“参考記録”だ。離党していなかったら、裏金界の金メダルに輝いていた可能性すらある。

 政倫審で異彩を放ったのはキックバック(還流)の会計処理だ。安倍派議員の多くが「派閥事務局から収支報告の必要はないと言われた」と言い訳する中、橋本氏は「私の事務所担当者は掲載しなくていいとは言われていない」と主張。ただし、「領収書は不要」と言われたため、派閥からの寄付金として計上できず、「便宜上、私からの借入金として収支報告書に記載したとの報告を受けた」と説明した。


 橋本氏は「全額を政治活動費として明確に収支報告に計上して、使途をつまびらかにしている。いわゆる裏金ではない」と強調したが、違法な虚偽記載であることは明白だ。しかも、借入金と還流分をゴチャ混ぜにしていたため、今月1日付で訂正した収支報告書の内容は粗さが目立つ。

 還流の受け皿は、橋本氏が代表を務める自民党支部だ。訂正後は還流分を派閥からの寄付として計上し、借入金は還流分を差し引いた額に修正した。問題はそれとは別の橋本氏からの借入金の記載だ。

 20年分は訂正前に年間の借り入れた額として1200万円を記載していたが、訂正後は一気に493万円まで減額。支出総額とのツジツマ合わせか、鉛筆ナメナメ感が半端ない。借入金の総額も5650万円から3593万円に激減。差額の2057万円は裏金の総額にキッチリ帳尻を合わせた格好だ。

 

会計責任者と議員の立場を使い分け
裏金2057万円キッチリ帳尻合わせど一人二役の自作自演(石﨑姓は戸籍名)/(C)日刊ゲンダイ
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 21年には橋本氏の離党に伴い、政党支部も解散。膨れ上がった債務をいったん、橋本氏の資金管理団体「ジャパニーズドリーム」(JD)に移し替え、翌22年の復党に合わせて再設した政党支部に債務を増減なく戻している。還流分の記載について、橋本氏は「事務所内で適正に処理されていると思っていた」とシラばっくれたが、JDの代表者はもちろん、実は会計責任者まで橋本氏本人が務めている。

 つまり、自らの貸付金に紛れた裏金を処理した責任者なのである。1月19日に橋本氏は「会計責任者や税理士から『問題ない』と報告を受けていた」と報道陣に釈明していたが、まるで一人二役の自作自演だ。

 政倫審で裏金の保管先を問われると「事務所管理の口座に入金」「私の口座に入り、そのつど使用」と発言は変遷した。参院選の年に改選議員に全額還流するルールについて、自身が対象となった19年に「販売ノルマがなく還流資金が大きくなったことに驚いた秘書が報告に来た」と証言。その額はナント、1565万円だ。これだけの大金を手にした認識がありながら、「あの金はどうした?」と確認を怠ったというのも不自然である。

 怪しさ満点の弁明で、橋本氏は墓穴を掘ったとしか言いようがない。

「寄付行為には所得控除が適用されますが、貸し付けは認められません。誰が管理するにせよ、自身の口座に入れたのなら、課税所得となり得ます。適当な弁明で逃げ切れると思うこと自体が、浅はか過ぎます」(立正大法制研究所特別研究員・浦野広明氏=税法)

 15日は確定申告の最終日。全国商工団体連合会の試算によると、橋本氏の追徴税額は約767万円だ。耳をそろえて納めてもらうしかない。

 

 

 

2023.12.26
「スナックやキャバクラで会議、パーティざんまい」コンパニオン料が10万円、小池百合子の花代は約208万円…自民党5派閥パー券明細不記載を告発し検察に裏金捜査をさせた執念の男が語る「セコすぎる政治資金流用疑惑」
政治資金オンブズマンの上脇博之代表は「政治とカネ」を告発し続け100件超。「自民党の5派閥の政治資金パーティーの収入明細不記載」を告発し裏金捜査のきっかけをつくった人物だ。長年、政治資金収支報告書をチェックするなかで、スルーせざるを得ない政治家のセコい政治資金流用疑惑について聞いた。


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上脇博之
集英社オンライン編集部
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過去には河井克行・案里元議員の不正も暴いた
自民党の5派閥の政治資金パーティーの収入明細不記載問題。派閥が裏金づくりに利用してきたのではないかと東京地検特捜部の捜査が行われ、報道メディアも追随している。

この問題を告発したのは神戸学院大法学部教授の上脇博之氏だ。今回だけでなく、政治資金オンブズマン代表として、数々の告発を行い、全国ニュースになることもたびたび。告発件数は少なく見積もっても100件は超えるという。

政治資金オンブズマンの雄と言っても過言ではないだろう。過去には、河井克行・元衆議院議員、その妻である河井案里元参議院議員、安倍晋三後援会の「桜を見る会前夜祭」事件、薗浦健太郎元衆議院議員などの違法行為を告発している。

神戸学院大法学部教授の上脇博之氏

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違法行為を見つける方法は手間はかかるがシンプルだ。政治資金規正法では、20万円を超える政治資金パーティー券の購入があった場合、金額や購入者名などの明細を収支報告書に書かなければならない。

例えば、パーティー券の購入者である政治団体Aの収支報告書に20万円を超える支出があれば、それを売った派閥の政治団体Bの収入明細に記載がなければおかしい。その有無をひとつひとつチェックすることで、不正を浮かび上がらせることができる。

その手法で今回のように全国ニュースに至るものもあれば、政治とカネの問題として違法の疑いはあるものの、告発するまでには至らない支出も数多くあるという。そこで、上脇氏に政治資金規正法上の収支報告書をチェックする中でたびたび目にする「セコい不適切支出」について聞いてみた。

 

 

収支報告書チェックはかなり時間がかかる…
──「違法の疑いのある政治資金」は簡単に見つかりますか?

違法の疑いのある政治資金はたびたび目にするのですが、スルーしちゃうことがほとんどです。やっぱり収支報告書のチェックって、かなり時間がかかっちゃうんものなんですよね。

僕も大学教授の仕事も抱えていますので、そこまで時間を大きく割けるわけじゃないんですよ。だから明らかに違法なものを見つけるのがメインとなっています。

──違法かどうかはわかりづらい場合も多いと……

違法だと言いたいんだけど、なかなかそれが言いづらい。調べたら場合によっては違法になり得るようなケースが多いです。

例えば、元東京都知事の舛添要一さん。本来だったらポケットマネーで行かなければいけない家族旅行に政治資金を使っていた。でも収支報告書を見ると政治活動のような形(会議費)で書いてあったんですよ。

で、これをもってすぐ違法とは断定できない。ところがこの疑惑を記者さんが取材されて、のちに家族で行っていたことが判明します。それだったら政治団体が支出する義務がないので、虚偽じゃないかと…支払い義務がないですからね。

このように収支報告書を見て、即違法だと断定できない場合、のちの取材を通してグレーが黒になったりします。やっぱり時間がかかるってことですね。

──舛添要一さん、セコいですね(笑)。ほかにも判断が難しいケースはありますか?

東京都知事の小池百合子の花代があります。約208万円の支出(2009年から6年間)。なんで花代があんなにかかるんでしょうか? 収支報告書には「花を買いました」という支払いなので、生花店の名前しか書いてないわけですよ。誰にあげましたというのは書かれてない。



選挙区内の人へのお祝いとかお葬式とか、そういうのを政治団体から出している可能性があるんです。選挙区内の者に渡すとなると、これは寄付に該当し、収支報告書に詳細を書かなければならない。

でも書いてない。ひょっとすると公職選挙法違反の可能性があるにも関わらず、断定ができないんですよね。詳細がわからないから。

本人が結婚式やお葬式にご祝儀や香典を持っていくケースはセーフだけど、秘書さんが持っていったらアウトなんですよ。つまり、このケース、その政治団体の支出ってなると「本人が持って行った」とは限らないと思いますね…。

 

 

その飲食代「プライベートじゃないんですか?」
──最もよく目にする怪しい支出はなんですか?

飲食代を会議代の名目で出しているのが目立ちますね。中華料理店とか、いろんな飲食店に行っている。これを政治家は政治活動だというわけですよね。目的を逸脱して使っている可能性があります。

普通だったら「ポケットマネーから出さないといけない。プライベートじゃないんですか?」って思うんですよ。会議をするんだったら事務所でできるはずです。

なんでそんな高級なお店とか居酒屋、スナックでやるんですか。会議で飲食をする必要があるんですかね。

例えば、地元の人が東京に来たから接待をしたなど、そういう場合もあるのでしょうが、それはやはり政治活動じゃない。

特に自民党なんかそうだけど、お金があり余っているんですよ。なんでかというと政党交付金がもらえ、さらにパーティーをして資金集めができるから。今はバブル経済の時代よりも政治資金が多いんですよ。



──会議名目でスナックに行っているんだったら、キャバクラにも行ってそうですね。

もちろんキャバクラも行っています。でも政治資金収支報告書には、キャバクラの店名が書いてないわけですよ。通常、その運営会社名が書いてあったりする。それで調べづらくなっています。

地元の人が見たら、すぐにキャバクラだってわかるんだろうけど、僕らオンブズマンにはすぐに判断できないわけです。

しかも件数が多いので、ひとつひとつ調べて、これがキャバクラかどうかを調べるのは骨が折れる作業です。報道機関の取材が入って、やっとキャバクラやスナックに行ったお金だったってことが分かるわけです。

 

 

コンパニオン料が10万円の政治パーティ
──すぐには判断できないものが多い中、露骨なものはありませんか?

すごくわかりやすいのは、政治資金パーティーになぜかコンパニオンを呼んでいたというのがあります。セコいという表現が妥当かどうかわかりませんが、正式な政治パーティーにコンパニオンを呼ぶ必要はどこにもない。

これは、日本維新の会の馬場伸幸(衆議院議員)さんっていう人の講演会の収支報告書を見たときに、毎年のようにありました。コンパニオン料が10万円。

ホテルの人員では足りないから、多分お手伝いとして呼んでいるつもりかもしれないんだけど、馬場さんの講演会の職員だっているはずなので、どう考えても無駄な支出をしていますよね。


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──お酌するために女性コンパニオンが派遣されていた時代があると聞いたことはありましたが…最後にお聞きしたいのですが、こうした不正を正すためにはどうすれば…

政治資金は、支出で絞ろうと思っても政治活動だって居直られるので難しい。だからお金の「入り」を絞らないとだめだと思います。だからまず政党助成法を廃止にする。

あと企業献金もなくしたい。どう考えても会社は利益を追求する法人ですから、そこから寄付をもらって、会社が自分たちの利益にならないことをするはずがない。企業献金は憲法違反だし、違法でもあると思っています。

取材・文/集英社オンライン編集部

 

 

橋本聖子元五輪相が自民裏金事件の検察立件“本命”か…金額、中抜き、参院特例を危ぶむ声

 

 

 


公開日:2023/12/23 06:00 更新日:2023/12/23 06:00
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裏金疑惑の指標となる「悪質性」の条件が次々重なり…(橋本聖子元五輪相)/(C)日刊ゲンダイ
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 本格捜査が続く自民党派閥パーティー裏金事件の大きな焦点は、個々の議員側の立件の有無だ。その指標は「裏金の額」と「悪質性」とされるが、永田町で「大丈夫か」とささやかれるターゲットの1人に、元五輪相の橋本聖子参院議員の名前が浮上しているという。

 安倍派議員には裏金額1000万円超が10人以上いるとみられるが、橋本氏はその1人。4000万円超、5000万円超と橋本氏を上回る裏金を受領した議員は複数いるが、あくまでパー券販売のノルマを超えたキックバック分に限った話だ。

 裏金づくりの別の手口として、ノルマ超過分を派閥に収めない「中抜き」が判明。複数の議員がパー券購入の送金先を議員側の口座に指定して手元に残して裏金化していたとされる。自発的な手口で、より悪質性は高い。