No.0696

 

こんにちは!

 

高見 義裕です

 

 

 

 

No.0640から始まった、

 

子供の頃の新興宗教の話のつづき

 

 

第29話はコチラダウンダウンダウン

 

 

 

 

最初からはコチラダウンダウンダウン

 

 

「墓を建てる」

 

と電話をしてきた父に、

 

両親の離婚を予感して、

 

父に直接聞いた

 

 

 

「お母さんは?」

 

 

 

すると、意外な答えが帰ってきた

 

 

 

 

「お母さんと相談して

 

建てることにしたんや」

 

 

 

詳しく話を聞くと、

 

どうやら本当に

 

話し合って建てることにしたらしい

 

 

 

しかも、

 

もう場所も決まっている

 

 

 

その場所は、

 

春に先に亡くなった父の実父

 

祖父の墓の隣

 

 

 

まだ空いていたから

 

もう契約したのだという

 

 

 

そして、

 

墓を建ててくれる業者さんというのは、

 

母と同じ信者の方

 

 

 

 

僕も昔から

 

よく知っている人だった

 

 

 

 

普段から自分で石材業をされている方なのだが、

 

普段は、基本的に墓を建てることはなく

 

ほぼ建築一本らしい

 

 

 

その方に依頼することにしたとのこと

 

 

 

 

その方は、

 

同じ家族を支える父親として、

 

父としても話せる話題もあったのだろう、

 

 

 

唯一と言っていいほど

 

父が教団内で交流のある人だった

 

 

 

教団の人によく見られる

 

霞のように世間から浮いた感じではなく、

 

 

 

声が大きくて、

 

庶民感に溢れ、

 

親しみのある男性だった

 

 

(僕も、学生時代少しだけ

 

アルバイトさせてもらったことがある)

 

 

 

確かにその人なら

 

父も母も納得できる

 

石の墓を作れるのかもしれない、

 

 

そう思い、

 

経過を見守ることにした

 

 

 

とりあえず、

 

父と母は

 

離婚するつもりではない

 

らしかった

 

 

 

次回に続く

 

 

 

 

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