サラマンカホール、4人のピアニストの公演
サラマンカホールの
4人のピアニストによるガラ、
その名も「ピアノ・パーティー」。
宮谷理香さん、菊地裕介さん、
松本和将さんとともに。
とにかく音響が素晴らしいホール。
また豪華なシャンデリアが
ヨーロッパのホールを思い起こさせます。
このホールで弾くのは久しぶり。
ホールの持つ2台のスタインウェイと
2台のヤマハ。
この日の公演のために
調律師さんが限られた時間の中で
懸命に調整をして下さったとのことで、
4台とも個性がきっちりと表れていました。
ソロでは各々がスタインウェイとヤマハを
一台ずつ選び演奏。
一人一人音や表現が違う。
いや、本当に恐ろしく違う!
聴き手の人は
相当に面白かっただろうなあ…
そして2台ピアノで
ライヒの「ピアノ・フェイズ」。
音が少しずつずれていく中で
相手の音と自分の音が混ざり合い、
自分が何を弾いているか
わからなくなってくるのが恐いところ。
システマティックな音の並びが崩れれば
音楽として台無しになりますから、
恐ろしく緊張感がありましたね。
そして後半の4台ピアノによる「運命」。
この催しにはピッタリの曲ですね。
しかし、ベートーヴェンは偉大。
4台ピアノになることで
さらに曲の作りが
ハッキリしてくる部分があって、
本当によくできているなと
感嘆してしまいます。
ここではピアニスト4人、
驚くべき協調性を見せていましたよ。
お客さんも大盛り上がり!
皆さん、お疲れ様でした〜
また集まりましょう!!