シルバーマウンテンでのコンサート | 近藤嘉宏オフィシャルブログ「Brillanteな瞬間」Powered by Ameba

シルバーマウンテンでのコンサート

昨日はヴァイオリニストの千葉純子さんと共演。
千葉さんとは高校からの同級生。
2005年にショパンの協奏曲の六重奏版の録音で共演して以来、
いろいろな形で共演しています。
そうそう、
今年の9月にショパンの協奏曲2曲を五重奏版で弾いた時にも
共演しています。
デュオは3回目かな。

シルバーマウンテンは
残響は少なめで凄くシビアでした。
音の鳴りや響き、飛びなどを追求した結果
演奏場所はホールの角が良いということになり、
そこを囲むように座席も扇形にしました。
これは聴き手の集中力を高める意味でも大変良かったと思います。
残響の少ない空間では、
音を空間に遊ばせるのではなく、
全てを手許で作り出さなくてはならないという難しさがあります。
穴が空くとそれは音楽的な傷となってしまう。
それを防ぐために
全ての部分に常に高いテンションを持続しながら
細心の注意を払って音を作っていきます。
空間性までも。
ですからいわゆる残響豊かな空間のリラックスしたものとは違う、
緊張感溢れるディープなやりとりに必然的になるとも言えます。
昨日はこれが聴きどころだったのではないかなあ。

千葉さんの音楽の自然な呼吸は
共演していてとてもすんなり入ってきます。
こういう時は
何かを作り込む必要はないですね。
シビアでシビれる空間でしたが、
スリリングさを楽しむこともできました。

さて昨日の演奏会、
桐朋時代の同級生が
たくさん来てくれました。
で、コンサート後は
自然な流れでプチ同窓会!
皆ここぞとばかり喋りまくり。
相変わらず相手の話を聞いちゃいない(笑)。
しかも短時間に相当飲んだんじゃないか…
飲み過ぎで若干揺れだす人も…
いやあ、楽しかった。
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高校時代、同学年に6人しかいなかった男子のうちの3人。
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