仕事の上では、物事はクリアーな状態、明確な状態であることがよしとされます。

 

しかしです。先に進んでみないと分からない状況というのもあります

 

上司から、「クリアーな状態にしておけ」と言われるのは仕方ありません。

 

しかし、普通の上司なら、「クリアーにできないこともある」ということが分かった上で、そういうことを言っているわけです。

 

仕事で「曖昧模糊(あいまいもこ)」が許せないと、しんどくなります。

 

「曖昧模糊」とは「物事の内容や状況などがはっきりしない」と表現する言葉です。あやふやな状況のときに「曖昧模糊とした状態」というように使われています。そのほかにも、「曖昧模糊な態度」や「曖昧模糊な返答」などと表現します。

これは「曖昧」と「模糊」の2つの熟語を組み合わせてできました。「曖昧」には「物事が不確か」という意味があり、「模糊」も「ぼんやりしていてはっきりしない」との意味があります。つまり、同じ意味の言葉を組み合わせることによって、あいまいな状態、はっきりしないさまをさらに強調している言葉なのです。

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「曖昧模糊」の語源・由来
「曖昧模糊」の由来は、中国であるといわれています。中国の漢語にも「曖昧模糊」という言葉があるため、仏教や漢字とともにこの言葉も入ってきたのではないかと考えられているのです。

なお、仏教でいう時間の表現のなかには「模糊」という単位があります。また、「雲煙模糊」という、同じように「模糊」を用いている似た言葉もあります。この「雲煙模糊」も、視界がはっきりしない状態を表現する言葉です。

 

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