キャリパーオーバーホールの実施記録です。
まずはバンジョーを外します。
パニv4はラインの取り回しがバイピースなので左はシングルバンジョー、右がダブルバンジョーになります。
難易度の低そうな左シングルからやります。
最初に見た時は漏れ止めのワッシャーが小さいのと汚れからか付いていないのかと思いました。
フルードの付着防止に養生を行い、バンジョーボルトを少し緩めます。
そこからバンジョーボルトを素早く外してラインストッパーでバンジョーを挟みます。
少しの漏れはありますが想定内でした。
一応、漏れても飛散しないようウェスで包んでおきます。
キャリパーを外し、ピストンツールでピストンを抜きます。
キャリパー内にはフルードが残っているので気をつけてください。(私はブレーキパッドを外す際にピストンを押してしまい、バンジョー取付け穴からフルードが噴射してバイクを丸洗いするハメになりました。)
手こずるかと思いましたがあっさりと外れてくれました。
ブリーダーボルト、パッドピンも外して全解体し中性洗剤と水でキレイに洗います。
ピストンに傷がないか確認します。
傷があれば磨くか新品への交換が必要です。
ピックツールでダストシールとオイルシールを外します。
外したシールです。
見た目には傷や摩耗は無さそうですが約3年12,000kmの走行で硬化はあるのかと思います。