キャリパーオーバーホールの実施記録です。


まずはバンジョーを外します。

パニv4はラインの取り回しがバイピースなので左はシングルバンジョー、右がダブルバンジョーになります。


難易度の低そうな左シングルからやります。

最初に見た時は漏れ止めのワッシャーが小さいのと汚れからか付いていないのかと思いました。




フルードの付着防止に養生を行い、バンジョーボルトを少し緩めます。




そこからバンジョーボルトを素早く外してラインストッパーでバンジョーを挟みます。

少しの漏れはありますが想定内でした。




一応、漏れても飛散しないようウェスで包んでおきます。




キャリパーを外し、ピストンツールでピストンを抜きます。

キャリパー内にはフルードが残っているので気をつけてください。(私はブレーキパッドを外す際にピストンを押してしまい、バンジョー取付け穴からフルードが噴射してバイクを丸洗いするハメになりました。)


手こずるかと思いましたがあっさりと外れてくれました。




ブリーダーボルト、パッドピンも外して全解体し中性洗剤と水でキレイに洗います。




ピストンに傷がないか確認します。

傷があれば磨くか新品への交換が必要です。




ピックツールでダストシールとオイルシールを外します。




外したシールです。

見た目には傷や摩耗は無さそうですが約3年12,000kmの走行で硬化はあるのかと思います。




シール溝をキレイにし、固着したフルード(白い塊)があればピックツールで取り除きます。


この後、ドライヤーで風を送りつつ熱して水分を飛ばします。(フルードに水分は厳禁ですので1日放置し完全に飛ばすののが良いみたいです)




古いシールと新品シールです。

ここで同形状である事が確認でき、ムダにならなかったとホッとしました。




シールセットにグリスと入れ物が付いてますのでグリスにシールを浸します。




ダストシール、オイルシールをセットします。特に難しいことはなく、手でパチっと取付けできます。




写真の掲載制限になってしまったので、続きは次でアップします。


おわり