1ヶ月程前の出来事です。


フロントブレーキの引きずりが酷くなってきた為、メンテ(ピストンの揉み出し)を行いました。


キャリパーを外して、パッドを外し、ピストンを出し入れしつつキレイに洗っていきます。(詳しいやり方は過去記事で)



ピストンをキレイにしたら、仕上げにメタルラバーを少量つけます。


そしてキャリパーを取り付けて試走に行きました。

海岸から峠道を通るいつものコース、ブレーキを多用する峠道の下りでブレーキの感触に違和感がありした。

効きが悪いと思っていると唐突に効くようになったりと、安定しない感覚です。

計80km程を走り家に戻り、エンジンを切り押し引きをするとフロントからかなりの抵抗が。


これは明らかに何かがおかしい。

揉み出し失敗でピストンが固着したか?(実際、揉み出し中にピストンを1個勢いで外してしまい慌ててもどしたら斜めに入れて固着するとの事がありました、ただこれはすぐに直して動きは確認したはずでした)











とりあえずキャリパーをバラシます。

すると‥

なんとパッドを1枚裏表逆に取り付けてました。まさかこんな事が。。

裏表逆に入るんだ‥左右同じ形状だから入るよな‥と納得しつつ自身のメンテの力量不足にがっかりしました。


さてどうするか、バックプレートが削れていましたがピストンがあたる部分には段差は無く大丈夫です。

ただ左右で厚みが違うのはただでさえ引きずりのあるキャリパーにはよろしくないと判断。勿体ないですが、新しいパッドを用意しました。


ブレンボのパッドです。

スリット入りのパッドが欠品中であったため、スリット無しのモノにしました。


※スリットの機能はダストの排出と残量の確認であるとの事


次にバラした時に同じ場所に着けれるよう番号をふります。



次はしっかりと表裏を確認してと。。

取り付け後の試走では問題はなく、その後ローターの厚みも測りましたが偏摩耗は無かったです。


今回、パッドのムダな出費がありましたが人様へご迷惑を掛ける事が無かったのはホッとしました。


もう同じ事は無いと思いますが、ブレーキの組み付けはトルク管理なども大事ですのでチェックリストでも作ろうかと思いました。


おわり