与党の強行採決

現在12/4 P.M.11:30です。本会議が終了するメドがやっとたちました。終了予定は、明朝5時頃です。

先日行われた議院運営委員会が、数の暴挙により強行に運営されていることに対し、議院運営委員長の解任決議を提出しました。本来であれば、定例日である本日（水曜日）10:00に解任決議案の採決が最優先されるべきであるのに、与党は午前中に行われる特定秘密保護法案の委員会を優先させるため、定刻での開会を拒んだばかりか、議院運営委員長の裁決は行わず、他の法案の採決を優先させました。大切な法案もありますので、審議に応じていたのですが、本会議途中に、突然の休憩の動議が出され、審議が中断されました。その理由や説明を何度も求めましたが、はっきりした回答がありませんでした。

さらに、午後には、衆議院から送られてきた大切な法案の扱いについて、今国会が開会した時から本会議での趣旨説明質疑を求めていたのですが、議院運営委員会理事会、議院運営委員会とも数の力でねじ伏せられ、本会議での質疑はなくなりました。

法案の扱いや採決のあり方について、何度も議院運営委員会理事会で協議を行いましたが、明解な説明はなく、納得のいく回答は得られません。大切な法案を審議するべきであるのに何をそんなに急いでいるのでしょうか？

参議院は良識の府と呼ばれることがあります。しかし声高に叫ぶだけでは社会のコンセンサスは得られません。良識の府にふさわしい議論をすることこそ、我々参議院議員のあるべき姿です。通したい法案だけを通そうとする与党は、もはや良識の府、熟議の府とは言えないと思います。

残りの会期も少なくなりました。だからこそ、しっかり国民の皆様の声を届け、議論を進めていくべきであり、皆様から選ばれた国会議員のあるべき姿です。