町より、平成28年度の地方交付税算定台帳をいただきました。毎年いただいているもいので、自身で町の財政の分析をする、一つの資料として使っています。地方交付税は財政力が1.0(単年度)を切るといただけます。武豊町の財政力指数は平成19年度1.31(単年度)を頂点に右肩下がりになっています。現在では、国の財政もきびしく交付税では足らないお金を、臨時財政対策債として地方が発行して賄っています。臨時財政対策債で借りた部分は、将来的には交付税で措置をしてくれることになっています。臨時財政対策債は、平成13年から発行ができることになり、不交付団体の武豊町も総額で32億1千万を借りました。平成25年度からは、交付団体しか発行できなくなりました。武豊町では運がいいのか悪いのか平成25年度に交付団体となり、それ以降、交付団体として、臨時財政対策債を発行して町の歳出を賄っています。平成28年度、愛知県内54市町村のうち、不交付団体は17、交付団体は37となり、前年度(当初算定)と比較して不交付団体が3 団体(岡崎市、高浜市、田原市)増加しました。よく他市町の方から武豊町は財政がいいからいいよねという言葉を聞きます。財政力指数のみで、財政を語ることは短絡的ですが、財政力0.99をどう考えるのか、しっかりと分析していかなければと考えます。
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