本日、議会事務局より「三期目町長就任あいさつ」送付されてきましたので、添付させていただきます。

行政のトップとして、一層のご尽力、よろしくお願いします。


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三期目町長就任あいさつ
平成25 年4 月30 日
皆さん、おはようございます。
まずもって、先ほどは、職員の皆様から歓迎を受けまして、ありがとう
ございます。
過日、4 月22 日に、「町長の当選証書」を選挙管理委員長から、付与して
頂きましたことをご報告申し上げます。
そして、4 月27 日から新たに三期目を迎え、スタートをさせて頂きまし
た。行政は、継続をしており、一時も留まることがあってはなりません。
まず、私自身、決しておごることなく、謙虚に、今一度、職務の原点に
振り返るとともに心のギアーチェンジをして、諸課題が山積する中、適切
な行政運営、行政経営を図らねばと、身の引き締まる思いであります。
無投票ということは、ある意味、町民の皆様から、基本政策の実現を期
待されている、しっかりとした行政経営を期待されているということとポ
ジティブに捉えつつも、責任の重さを痛感しております。
同時に、これからもアンテナを高くして、声無き声も、幅広く汲み取り、
適切な判断をしてまいりたいと考えております。
私は、平成17 年4 月に就任させて頂き、日々「一日一生」の気持ちで、
「すべての町民の幸せ」を願い、「住んでみたい 住んでよかった 武豊町」
の具現化に向けて、町民の皆様とともに歩んできたものと理解をしており
ます。
加えて、財政状況も勘案しつつ、バランス感覚を持って、持続可能な行
財政運営を基本に、進めさせて頂き結果的に、今の武豊町の形があるもの
と思っております。
中でも子供たちの命を守ることを大前提に、安全で安心できる町を「い
の一番」に掲げ、最大限努めさせて頂きました。
懸案でありました保育園や小中学校の耐震対策が完了致しました。
コミュニティバスの運行、知多東部線の南進、臨港道路武豊美浜線、富
貴線などの道路整備に加えて、公共下水道整備などといったハード事業、
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そして、福祉、環境、教育など「心の安全・安心」という視点から、ソフ
ト事業なども手掛けさせていただき、基本政策の完遂を職員の皆様と一緒
になって、実現することが出来ました。
次に、三期目に向けての基本政策についてであります。
6 項目24 施策ありますが、本日は、各施策の要点のみお話を申し上げた
いと思います。具体的な施策については、後刻、職員には掲示させて頂き
ます。
まず、1 点目は「安全で安心できるまち」であります。
すべての町民が安全で安心して暮らすことのできる「まちづくり」を推し
進めてまいります。そのため、自治区の方々、ボランティア団体などのお
力もお借りして、行政と一体となって進めていくことが大変重要なことで
あります。
そのため、具体的な仕掛けや「システムづくり」にも挑戦をしながら、
あらゆる手段でもって、情報提供をしていかなければならないと思ってお
ります。
・防災・防犯対策の充実、強化
・「地震対策アクションプラン」の推進
・町民が安全・安心の気持ちの持てる町づくり
・自治区の協力のもと地域力の強化
2 点目は、「住民と行政とが協働するまち」であります。
まちづくりは、町行政だけできるものではありません。国・県のお力添
えも頂きながら、各種ボランティア団体や地域の諸団体の方々とともに、
町を作り上げていく、「協働のまちづくり」を具現化してまいります。
今年度より予定をしています「住民提案型のまちづくり」も有効に機能
することを期待しております。
また、財政状況が大変厳しき折、持続可能な行財政運営をしていかなけ
ればなりませんので、町民の皆様のご理解とご協力を得ながら、推し進め
てまいりたいと考えております。
・各種ボランティア団体の育成
・行財政改革の推進
・広報、広聴活動の充実
・コミュニティバスの効率的な運用
3 点目は、暮らしやすい町であります。
日本全体の共通した課題でありますが、少子高齢化社会を迎え、福祉、
健康、環境施策等々、将来を見据えたバランスのいい、公平、平等な行政
を進めて行かなければなりません。
真に必要とされる行政サービスの提供をすべくベストな選択をして、町
民総幸福度のアップに繋げてまいりたいと考えております。
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・福祉政策の維持・充実
・環境対策の維持・充実
・広域的なごみ処理建設計画の推進
・特別養護老人施設増床の働きかけ
4 点目は、教育環境の充実と子育てがしやすい町であります。
子供たちは、まちの将来を担う大切な宝であります。このため、心と体
が健やかに成長できるよう、行政としての役割をしっかりと果たして行か
なければなりません。
加えて、効率的な施設運営を図るために、広域的な視点も持ちつつ、学
校給食センターの広域化、学校プールの効率的運用についても検討を進め、
スケールメリット感のある事業展開を図るべく、他市町村との調整を図っ
ていきます。
・学校給食センターの広域化、いじめ・不登校対策など教育環境の充実
・学校プールの効率的運用の検討
・中山保育園の建替工事の推進
・子育てのしやすい環境づくり
5 点目は都市基盤の整備と活力ある町であります。
まちの発展、活性化は、短期的なものでなく、長年継続をするからこそ、
徐々にその効果が現れるものであります。
常に長期的な視点、ビジョンを持ち、「着眼大局 着手小局」の気持ちを
もって、的確な判断と継続した実践が必要とされます。
このため、まちの30 年後、50 年後の将来の「骨格づくり」、設計図の
作成に向けて、あらゆる角度からまた、町民の意見も幅広くお聞きしなが
らも財政状況を見極めつつ、最大限努めさせて頂きたいと思います。
・幹線道路整備、生活道路の整備
・武豊駅東土地区画整理事業の推進、富貴駅周辺整備事業の検討
・里中地内の地域交流施設の整備
・農・商・工が連携した活力ある町づくり
最後、6点目は、楽しい生活のできる町であります。
将来の町の「骨格づくり」に当たっては、時々刻々と変化する時代にあ
って、その時宜にあった施策を選択していかなければなりません。
少子高齢化社会、将来の人口構造、日本・世界経済の動向、住民ニーズ、
等々総合的に勘案をしながら、評価の頂ける施策展開をしてまいります。
そして、各種のイベント等を通じまして、子供たちから高齢者まで老若
男女が楽しげな声をいつも聞くことのできるような、魅力あふれる「まち
づくり」に努めてまいります。
以上、6 つの基本政策を申し上げましたが、個々、具体的な施策につきま
しては、後ほどご確認を下さい。
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・野菜茶業研究所跡地利用計画の検討
・若者が住みやすい町づくり
・民俗芸能の保存・継承、地域力の醸成
・文化財の適切な保全、管理
次に、現在考えております、今後の具体的な施策について、若干触れさ
せて頂きます。
ハード事業として、継続事業であります駅東土地区画整理事業、大足地
区の地域交流施設事業、武豊港線(野菜茶業研究所周辺)の歩道整備事業、
富貴線の整備そして、富貴駅周辺の整備など国・県等とも一丸となって、
引き続き、促進をしてまいります。
また、ハート事業につきましては、防災備品の充実、防災ラジオ、
メールサービスなどの防災対策に加え、臨床心理士の配属、新任保育士サ
ポーター制度、養護教諭の配属など子育て施策にも配慮をしてまいります。
加えて、健康、福祉、環境、教育施策などバランス感覚のいい行政サー
ビスの提供に努めてまいります。とりわけ、小中学校の児童生徒が「知・
徳・体」を兼ね備え、思いやりをもった子供たちに成長することを願い、
各種の施策も大切なことと思っております。
また、平成26 年度は、町制60 周年記念を迎えることとなりますので、
今からその準備を進め、各種の記念事業を通して、地域の伝統文化の継承
は、もとより、地域の絆づくり、武豊力の醸成を図ってまいります。
本町も臨海部企業の分社化もあって、3 億円ほど、毎年減少となる見込み
であります。また、財政状況が昨年と比較して大変厳しくなってきており
ます。
財政運営の基本は、「入るを図りて、出るを制する」であります。
政権も阿部政権に変わりました。「アベノミクス」による、新たな経済対
策も打ち出されております。
従いまして、あらゆる事業について、あらゆる人脈など通じまして、情
報の収集に努めてまいりますとともに、引き続き、創意工夫により、「入る」
を図るべく、全力で取り組んでまいります。
また、「出るを制する」ということでは、持続可能な安定した行政運営の
ため、「選択と集中」の理念のもと、行政改革をしっかりと推し進め、いわ
ゆる町財政の「やりくり」をしていく必要があります。
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最後になりましたが、財政状況が非常に厳しさを増してきておりますの
で、今後とも、職員の皆様とともに知恵を出し合い、情報の共有化を図る
とともに、風通しのいい職場づくりに努めてまいります。
加えて、すべての町民の幸せを願い、剛毅果断の情熱でもって、最大限
努力をしてまいりますので、皆様のご理解とご協力のほど、よろしくお願
いを致します。
なお、今は3 期目をしっかりと地に足をつけた姿勢で務めることに、全
力で取り組むことが最大の責務であると思っております。
以上をもって、挨拶とさせて頂きます。終わります。







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