議会一般質問で、明日、会派情熱の代表質問をします。5番目ですので午後1番目か2番目。13時過ぎに議会の傍聴にきてください。質問は「下水道事業の健全化について」と「町制60周年記念事業について」です。以下、先ほど提出した、原稿です。


愛知県武豊町議会議員 石川よしはる オフィシャルブログ Powered by Ameba-1354600819900.jpg
会派情熱を代表して、最初に、下水道事業の健全化について質問します。

【趣旨説明】
「衣浦西部流域下水道事業」を上位計画とする武豊町の流域関連公共下水道事業は、昭和60年度から汚水管の整備に着手、平成3年4月1日に供用開始し、毎年度、整備計画を図り、平成23年度に面整備工事をすべて完了し、計画区域内すべての供用を開始しました。
面整備工事がすべて完了した平成23年度、下水道の普及率は77.4%です。健全で自立した運営・経営のため、下水の接続率の向上が求められています。
下水道事業で平成23年度末での地方債借入の残高は公共下水道事業、流域下水道事業、資本平準化債あわせて98億4836万1千円で、一般会計の借入残高の67億222万5千円と比べ1.5倍近い借入をしています。23年度の償還は元金6億4698万円、金利は一年で2億7393万7千円、公債費は9億2091万8千円で歳出の58.2%を占めています。しっかりとした中期財政計画策定のもと、適正な事業推進が求められています。
「下水道事業」など地方公営企業は、企業性(経済性)の発揮と公共の福祉の増進を経営の基本原則とするものであり、その経営に要する経費は経営に伴う収入(料金)をもって充てる独立採算性が原則とされています。しかし、地方公営企業法上、その性質上企業の経営に伴う収入をもって充てることが適当でない経費、その公営企業の性質上能率的な経営を行ってもなおその経営に伴う収入のみをもってあてることが客観的に困難であると認められる経費等については、補助金、負担金、出資金、長期貸付金等の方法により一般会計が負担するものとされており、この経費負担区分ルールについては毎年度「繰出基準」として総務省より各地方公共団体に通知されている。このような経費負担区分により、一般会計等において負担すべきこととされた経費の所要次元については、原則として「公営企業繰出金」として地方財政計画に計上され、地方交付税の基準財政需要額への算入又は特別交付税を通じて財源措置が行われています。とは言え、それだけで多額の下水道会計は賄われるものではなく、下水道会計には、他会計同様、基準外繰出金が一般会計より繰出されています。多額の下水道会計を基準外繰出金なしで下水道会計を運営することは難しいとは考えますが、税の公平性、下水道料金の適正化、広く一般住民にもわかりやすい一定のルールを示すことは重要だと考える。
 以上を踏まえ、以下、質問します。

【質問事項】
(1) 下水道事業が自立した運営・経営をするため、さらなる普及率の向上が重要であると考えるが、下水道の普及率向上に対し、どのような考えがあるのか。
(2) 計画的な債務の返済や今後のインフラ整備のため、中期財政計画や事業計画策定に対する考えは。
(3) 一般会計からの繰出金を抑制するために、法定外繰出金を抑制する具体的な考えは。

次に、 町制60周年記念事業について質問します。

【趣旨説明】
平成26年度、武豊町は町制60周年の節目の年を迎えます。前回の町制55周年の事業は、記念式典の開催はもとより、第2回衣浦みなとまつり花火大会、第4回武豊ふれあい山車まつり、NHKふるさと自慢うた自慢公開録音等多くのイベントが開催されました。5年毎の大きなイベントであり、職員のみならず、広く町民を巻き込んだ事業が求められることは言うまでもありません。
第5次実施プログラムには、平成25年度に50万円、平成26年度に6077万6千円が計上されており、大きなイベントとなることが想定されます。よりよい事業推進のため、前回の事業評価をしっかりとしたうえで、明確な目的と効果を定め、事業を選定し実施することが重要だと考え質問します。


【質問事項】
(1) 町制55周年記念事業のどのような評価をされたのか。
(2) 事業の実施目的はなにか。
(3) 事業を実施することによりどのような効果を求めるのか。
(4) どのような事業を計画しているのか。
(5) 今後、どのような組織を設置し、どのようなスケジュールで事業計画を推進していくのか。