最近の若者は(32) 歪曲された懐古主義として | 吉濱勉の『未来への思考法』
ある経済学者が新聞に、「最も豊かな世代である」高齢者の医療費の自己負担を引き上げろ、という論文を寄稿しました。
その社に、全国の老人から猛抗議の電話が成り続けました。

不動産などの課税強化を提案した識者のもとにも、やはり不動産業者からの苦情が、多数、寄せられました。
土地を最も保有している段階世代以上の声を代弁したのです。


国のための政策を実行しようとすると、必ず、年寄りが自己利益のことだけを考えて、大反対をします。


その政治的調整弁として、若者にとっての不利な法案が可決され、搾取がまた1つ増えます。

しかし、若者は、何一つとして文句を言いません。(政治に関心がない、というのはウソだよ。)

黙って、耐え続けています。

にもかかわらず、年寄りに「最近の若者は」と批判されます。

自己犠牲に満ちた尊い存在なのに。



ストレス、心の病気分野で1位になりました。ありがとう。
発達障がい対策は、そうではない定型発達の人にも有効。誰にでも役立つ内容。

アスペルガーとして楽しく生きる/風雲舎


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