こんにちは。ゆっかです。

 

今回は、私がよし家に来てから数カ月間のお話をします。

 

 

私がよし家に来たのは今年の春。

当時私が一人暮らしをしていた家から、よしさんとママさんに手伝っていただき、車2台で引っ越し作業をしました。

 

見事な連係プレーであっという間に引っ越しを終えた私たちは、よし家+私の新たな日常を模索し始めます。

 

 

ご両親とは、同じ敷地内とは言え別の家で寝起きしていて、家事もそれぞれで行っているため、あまり気を張らずに過ごすことができます。

とても気さくな方々で、「新しい環境に来て、ただでさえ気を遣うし疲れるんだから無理しないで!」「疲れたら『休憩!』って言ってくれれば、それ以上誰も何も構わないから!」と言って、私もよし家の皆も楽に過ごせる方法を提案してくれる、大変ありがたい方々です。

 

よしさんはもともと半一人暮らしをしていたこともあり、家事は何でもこなします。

よし家に住まわせてもらっている以上、何かしらの恩返しをしていかねばと思っている私を阻み、「新しい環境に来て疲れてるんだから」と言って何でもやってくれます。

 

その後、家事という役割を果たすことで私が家族の一員として安心して過ごせるのだ、ということを主張して、私も家事をするようになりました。

 

 

そんなよし家での楽しみは“畑仕事”と“食”です。

 

パパさんが所有するでっかいトラクターを運転したり、重たい草刈り機で1mくらいに伸びた草をバンバン刈るなど、豪快な仕事をやっていると気分が上がります。畑にビニールシートを張るのも、石取りも、臭い肥料を入れて混ぜるのも、タケノコ掘りも、全て人生初めてで、刺激的な体験です。

 

 

自粛期間中ということもあり、外食をほとんどしない代わりに、家での食生活は充実しています。

 

スパイスカレーにハマったり、ウッドデッキでBBQしたり、肉まんを生地から作ったり。ゆったりと流れる時間の中で、“豊か”であるとはこういうことなのか、と実感する日々。

 

私が来るまではなかったという、10時のお茶会も毎日行われるようになりました。

大きな物置にセットしたテーブルにお菓子を持ち寄り、ママさんが淹れて下さったコーヒーをいただきます。

竹のサワサワとした音を聴き、スズメが子育てしているのを眺め、ツバメが巣作りに来るのを喜び、お互いの家族の話をする。

 

 

穏やかな時間を通し、少しずつ私もよし家の一員になっていくのでした。

 

 

 

そんな平穏な日常に陰りが見え始めるのは、もう間もなくのことです。