このページではアメリカの心理学者アブラハム・マズロー(1908~1970)
が提唱した「欲求5段階層説」の 2.安全の欲求 について説明しています。
人間の欲求は図のように5階層になっているという理論です。
2.安全の欲求
1.生理的欲求
は生命を維持するための本能的な欲求でしたね。
そこが満たされて出てくる1つ上のこの欲求も、
生命を維持することに深く関わっている欲求です。
この欲求は、最低限生命を維持するための欲求であった
生理的欲求に対し、それらが満たされた上で自分の身を守る
ために必要なものを求める欲求です。
例えば雨風をしのいでくれる暖かい家や衣服。
食べ物が確保されていて、何の心配もなく暖かい家の中で
眠ることができたら安全ですよね。
そしてそのような安全な環境に身を置くことができると
人は「安心」を感じます。
衣・食・住です。
これが確保されると安心できますよね。
ここからは私の持論ですが、
何かライフイベントがあって心を閉ざしているなどして
人との繋がりもやりがいも求めることなく、
ただ生活費の為だけに働いている人の「職」も
この欲求分類の中に入ると思います。
やりがいを求めて働く人の欲は5.自己実現の欲求ですね。
同じ行動であっても、どの欲求からくるものなのか
何を思っていて何を期待しているから取る行動なのかは
人によって様々ですね。
そこが人間の面白いところだと私は思います。