マリアさんがすごくいい記事書いてて、まさにこの通りって思うのでリブログさせていただきます。


オランダのバレエ学校は本当にいい学校って思うんやね。

ダッチナショナルも王立デンハーグも本当にいい学校やと思うね。


うちの場合は娘が10歳からダッチナショナルバレエアカデミーに入学したんやけど、それは地元のお教室の先生に勧められたから。

10歳で入学してきた子はほとんどがこのパターンでオーディション受けた結果やね。


義務教育やからオランダ語のできるオランダ人だけやったわ。

うちはオランダで生まれて育ってから語学に関しては問題なし。


オーディションは4次審査まであったと思う。

最終的には健康診断と骨格検査で決まったと思うわ。


バレエ学校は10歳の小学校5年生からバレエ用の体を作っていくところから始めるって先生は言われてた。

私はバレエのことわからんかったから中学生になってからでもいいですか?って聞いたらnow or neverって言われた。


受かったからそれで終わりじゃないし、特に女の子は生理の始まる年齢になると体型も変わるやん。それとバレエの伸びしろとか音楽性とか表現力とか見られるし。

毎回ある体重測定、体脂肪チェックとか身長チェックとか子供やのにピリピリしてたし、毎年あるバレエのテストでは誰がバレエ学校に残れるか、誰がサヨナラになるかドラマやったわ。


結局HBO、バチェラークラスに行けるのはいくら10歳からバレエ学校に通っていても2〜3人


その後バチェラークラスは世界中からバレエの生徒がやってくるしそこからそのままジュニアカンパニーに行けるのはやっぱり2〜3人


そのジュニアカンパニーからダッチナショナルのバレエ団に入れるのは1〜2人


そう言うもん。


その時に親がどんだけ見守る隊になれるかどうかが大切やと思うわ。


子供の人生は子供のもの、子供やからまだ自分の人生決められないやろとかどっかで思ってる人はいませんか?

子供でもやりたいかやりたくないか、行きたいか行きたくないかはわかると思います。


うちの場合、バレエ学校入学するにあたり、大反対するパパがいて、近所のうるさいオバハンもヤイヤイ言うし、挙句は自分がバレリーナになりたかった夢を子供に押し付けてるまで言われたんやね。


そんな言いがかりつけられて、娘に自分がやりたかったら自分の口でパパにやりたい、行きたいって言えって言うたんやね。

そしたら、誰にでもあるチャンスじゃないし、チャンスがある限りは行きたい、やりたいって言うたんが決めてで行くことになりました。

条件は成績が下がらないこと。

大学進学コースでしっかり学びバレエを続けていきました。


どこのバレエ学校でもやけど学業も重視されてます。


そんなこんなでバレエ学校に入って、私も保護者としてお手伝いに行ったり、オープンクラスの1週間は毎日レッスン見に行ったりしてました。


小学校の時の初めての舞台ではうちの娘、ソロに選ばれたんやね。

嫌味言う同じクラスの保護者がいました。

2年目も選ばれていいパート踊れました。

その時の保護者会で、ある親が先生にいつも同じ子ばっかりがいいところ踊ってるって文句言うたんやね。

そしたら先生が、「ここはそう言う学校です」ってはっきり言われたわ。


この親、よう言うたなああ、ほんまに、びっくりやん。

わかるよ、自分の子の方がいいのにって思う気持ち。


けどさあそれって黙って思っとけ。

子供にとったら迷惑な話やと思うけど。


今やから言えるけど、私も当時は娘が怪我をしたら娘以上に泣き、配役で悔しい思いをしオープンクラスで自分の娘はどのくらいの立ち位置かと他と比べたりまあまあまあ色々な感情がありました。口には出してないよ。

でも黙ってるのもしんどかったわ。グーって心の中で堪えるの。後であの時堪えて良かったーって必ず思うから、我慢してください。


親が感情的になったり色々思うと子供が親に話してくれなくなるしね。


だから子供にとっての逃げ道になれるような存在でいようと思いました。


留学するにあたっては嫌やったら辞めてもいいでぐらいの気持ちで送り出してもいいんじゃないかと思っています。

疲れたら休んでもいい、帰ってきてもいいって言ってました。


1番辛い思いをしたり頑張ってるのは本人なんやしね。

それ以上に親がごちゃごちゃ言うのはよろしくないと気がついた私です。


我が子がやりたいこと見つけてそれに向かって頑張ってるってすごいことやと思います。

一体どのくらいの人が自分のやりたいことを見つけられるんやろって考えると、親としては幸せなことです。


ただただ健康で幸せな気持ちで笑って生きていてほしい、それが親としての願いやね。


わかるよ、必死になるの、娘のため息子のためって歩く道の小石や障害物除きたくなるの。

けどさあそれでいいのかな?

障害があっても乗り越える精神力って大切やと思うけど、何もかも親が先回りしたらいつ学ぶの?


ノアの方舟、夢のような話は存在しません。

コネで成功存在しません。


それといくら実力才能があっても人間性が悪いと成功しません。


これは将来プロになる話やったわ。


海外留学は親にとってはただただ心配なばかりです。

私も経験者やし分かりますよ。


ただオランダに来られるなら私がいます。

王立はまあまあ近所やし、ダッチなら娘が働いています。

娘は先日のジュニアカンパニーのパーティーに参加していました、かつての恩師と今は同僚っていうのは面白いものです。

同僚でもありますが、元は指導者と生徒でもあったので、より子供達の気持ちも理解できる指導者になってくれるといいなと思っています。


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