オランダ語は常にハンデイを背負ってた子供達でしたが、算数は本当によくできたわ!! グッド

小学校に2年生になったら掛け算が始まるし、サッサと九九を覚えささなあかん!と思い「ににんが四、にさんが六・・・」と日本式を覚えさそうとしたけど、なんかこっちにはこっちの覚え方があるみたいやし、ムシされた・・。 

学校でも1の段2の段と言えた者にはシールかなんかくれるし、その表みたいなのも貼ってあったし、覚えたら、すぐ先生の前にいって九九を言ったりしてたみたい。 

日本では塾に行かせてる子もいると聞くし、このままでいいのかなあ?? 
なんて思ってドリルか参考書かなんか売ってないかと本屋を探してもそんなものは売ってないし・・・。もちろん塾なんて存在しないし・・・。 
でもまあうちはオランダ語のヘルプはできひんけど、算数は、主人が息子が4歳の頃くらいから「メンタルマス」って言うソフトを買って来て、コンピューターで遊ばせてた。 
これは簡単な計算問題で、答えをどんどん打ち込んでいくとロケットが宇宙に飛んで行ったり、時間内に答えを全部正解させたら、物語が見られたりとまあ遊びながら計算問題を頭の中でどんどん計算していくって言うソフトなん。これのおかげで計算は強くなった。 

正直な話・・・オランダ人は計算があんまりできひんし・・・。 
おつりとか間違えられることもあったし、必ず先に計算して間違いないかどうか目の前でお釣りの確認してたもん。 

多めにもらった時は黙って去っていったけど・・・・。 

それで学校の事やけど勉強の事を先生に相談に行ったら・・・「勉強は学校でするものです。家では思いっきり遊ばせてあげてください」と言われた・・・。 

それでそんならそれでいいかと思ってたら、高学年になると宿題を持って帰ってくるようになった。 
その中にはオランダ語のことわざとかもあった。 
そんなもん当然わかるわけないし、隣に聞きにいくように言うけど嫌がるし・・・。 
まず、本屋で子供用のことわざ辞典を買って、調べる。 
それでもどうしてもわからないものは、学校で先生に聞くようにさせたわ。 

振り返れば何の手助けもできない親やったし・・・うちの子供達は早くからこりゃ自分でやるしかないと腹を決めて勉強していたと思います。 

小学校の頃から、研究発表と読書感想文みたいな発表があって、教室に貼ってあるカレンダーに1年のうちいつ自分が発表するかを各自カレンダーに名前を書き込み、その日までに準備をしてみんなの前で発表します。 

聞けばどの親もいろいろ手伝っていたみたい・・。 
その頃も私は図書館に子供を連れて行くぐらいで何も手伝えなかったので、他の子に比べればできはよくなっかったはず。 
でも学年が進むにつれて失敗を重ねながらも自分で準備していたのは本人にとっては良かったのかも!? 

オランダはさせられる勉強じゃなくて自分でする勉強でした。 

小学校3年生ぐらいになると留年する子がでて来る~。ショック 

もしうちの子が留年なんてなったら恥ずかしくて学校に行けないし転校や!と思っていたけど、こっちの人はみんな「無理をしてついていけない勉強をするより、ちゃんとわかるまで勉強できたほうがいい」とみんな言ってたわ。それに留年した子は同じ事を2回するし、当然2年目のクラスではできのいい子になり、自信にもつながっていくのか・・・? 
それはわからんけど、留年という負な感じは全く子供達の通っていた学校ではなかった。 

それと「ディスレクシア」って知ってる?? 
私も聞いた事がなかったし「何それ?」って感じで聞いてたけど、はっきりとはわからんかって、インターネットで調べたら、学習障害の一種で知的能力及び一般的な理解能力などに特に異常がないにもかかわらず、文字の読み書き学習に著しい困難を抱える障害である。って書いてあった。 

例えば数字の「7」と「seven」を同一のものとして理解が出来なかったり、文字がひっくり返り記憶されたりし正確に覚えられない。ってことらしい。 

これがオランダに来て「実はうちの子はディスレクシアなん」とか「○○ちゃんはディスレクシアなんや」とかよく聞いた。けっこういる。 

アメリカでは20%近くの人が何らかの形で読字障害に関わる症状を持つという調査結果もあるて言われてんね~~ 

それなのにその存在を知らなかったのは日本では学習障害に関わる研究があまり進んでおらず、社会的な実態調査や実情把握事態がされていないのが現状である。日本では、成人のディスレクシアの判定法は確立されていない。 
ってことが原因やと思ってる。 

詳しい事はウィキを見てちょ。 

私達は知らんかったけど、日本にもディスレクシアの子はきっといると思う。早くわかった方が対策が立てやすいと思うんやけど・・・。 
だってこの障害を持つ人で大学などの通常の高等教育を受けている場合も少なくない。ってらしい。アインシュタインもエジソンもそうやったらしい。 

実際ちゃんと高校卒業して大学行ってる人もいるね。 
まあ大変みたいやけど・・。 

そうこうしているうち、小学6年生と言う大切な時期が来て、進路を決めなあかんようになった。・・・・続。