朝鮮王朝の礎を築いた第3代王“太宗”となるイ・バンウォンの生涯を新たな視点で描く本格時代劇を見始めた。2021年作36話。
 イ・バンウォンと言えば、「六龍が飛ぶ」が思い出されるが、超・面白かった記憶がある。感触として、今回の「太宗イ・バンウォン〜龍の国〜」は、「六龍が飛ぶ」に、匹敵しそうな感じがする。
 伝説のイ・ソンゲ将軍の威化島回軍からスタートする内容は、何度見ても最高にカッコいい。



あらすじは、
1388年、高麗。遼東征伐に派遣されたイ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)は、威化島〔ウィファド〕で出兵を中止し、開京〔ケギョン〕に引き返すことを決意する。これに憤慨したウ王は、開京にいるソンゲの一族を捕らえるよう命じた。五男のバンウォン(チュ・サンウク)は家族を連れて逃げ、迅速に高麗朝廷の手の内から逃げたおかげで、イ氏家門は生き残ったのだった。父や兄たちと合流したバンウォンは父の力になりたいと申し出るが、ソンゲには文官のバンウォンを戦に連れていくつもりはないのだった。ソンゲが高麗の権力を掌握し、ウ王は廃位になる。しかし、ウ王の息子が王位を継ぐ中、ウ王は島流し先からソンゲ暗殺の計画を立てていた。

 イ・ヴァンウォンは機転をきかせ、父親であるイ・ソンゲ将軍を何度も助ける姿は、天が味方をしているように思える。だからこそ、五男でありながら、次男についで第3代太宗になる。この機転をきかす瞬間を見るのが醍醐味。実に面白い!爆笑