世界遺産を学んでから、古代祭祀に興味を持ち、今日、初めて「「神宿る島」宗像と沖ノ島その関連資産」の世界遺産・宗像大社を訪れた。そして、宗像三女神のことを知れば知るほど、会いたくてたまらなくなった。女神に会うのにこんなに、ドキドキワクワクしたのは初めてだ。宗像三女神は、天照大神の御子神で、神様の格としても、天照大神に次いで高い。天照大神を祀る伊勢神宮へは何度も出かけるが、宗像大社への参拝は初めてで、少し緊張しながら、参拝するのがすごく楽しみだった。

 別府から特急ソニックに乗り、黒崎で鈍行に乗り換え、東郷駅に着いた。東郷駅からはタクシーで宗像大社に向かった。タクシードライバーの方によれば、この辺りはイノシシやタヌキなどよく出くわすそうだ。確かに、建物はほとんどなく、見晴らしがよくて、里山が多い。のどかで素敵な風景だ。

 宗像大社は、総社・辺津宮(市杵島姫神)、大島・中津宮(たぎ津姫神)沖ノ島・沖津宮(田心姫神)の三ヶ所の総称だ。今回は時間の都合で、辺津宮だけ。だけど、第二宮、第三宮の名で三女神を辺津宮ですべて参拝できた。

 ここで、とっておきの聖域を見つけた。高宮祭場だ。神社に社殿が構築される前の樹木祭場で、岩や木々など自然をはじめとする万物に神々が宿る神道の根源である自然崇拝(アニミズム)の貴重な場所だ。高宮参道を歩き、階段をいくつか上る道は、本当に心が洗われるようで清々しい。


〈高宮祭場〉

 宗像大社一の鳥居の近くに「海の道 むなかた館」がある。歴史を学ぶ体験館だが、ここには迫力の大画面があり、沖ノ島や大島や半岩陰・半露天祭祀が、リアルに空中から、体験できる。これはすごく良かった。ぜひとも、次回は、大島へフェリーで出かけたい。そして、新原・奴山古墳群も、ゆっくり歩いてみたい。爆笑


〈宗像大社 辺津宮 この奥に市杵島姫神〉


〈第三宮 田子姫神〉


〈第二宮 たぎ津姫神〉


〈神宝館より〉