明後日は節分。恵方巻を食べるのも待ちどしいが、お参りするとご利益があると言われる今年の恵方・東北東にあたる恵方観音はどこだろう?
 大河ドラマ「どうする家康」は終わってしまったが、名古屋は徳川家康の影響を強く受けている事をあらためて痛感した。「尾張四観音」もそうだ。徳川家康が尾張の国の中心として名古屋城を築き、名古屋城から見て鬼門の方角にあたる寺院を、名古屋城の鎮護として「尾張四観音」と定めた。「尾張四観音」とは、観音様を本尊としておまつりしている「荒子観音寺」「龍泉寺」「甚目寺観音」「笠寺観音」の4つの寺院だ。
 今年の東北東にあたる恵方観音は「龍泉寺」のようだ。そして、辰年。なんでも、辰年で恵方が重なるのは60年ぶりとの事。地元の新聞によれば「龍泉寺」は大変な人気なんだそうで、混雑する本番の節分会に先立ってお参りに出かけた。


〈仁王門〉


〈本堂〉


〈多宝塔〉


 60年に一度の最強パワースポットとあってはいてもたってもいられない。「龍泉寺」の名は、「龍泉寺温泉」で知っていたが、出かけたのは初めてだ。名古屋市守山区にある「龍泉寺」は山の上にあり、庄内川や濃尾平野が一望できた。天台宗のお寺で延暦年間(782年〜806年)に最澄が創建したとの事。由緒ある立派な寺だった。猫が多い猫寺とも聞いていたが、残念ながら、猫は見つけられなかった。願い事がかなうといいな。爆笑