最後のミュージックステーション

皆さんからの温かいコメントありがとうございました。

とても励まされました。

５年間担当していた「ミュージックステーション」をついに卒業することになりました。

入社して初めて担当することになった番組なので、とても思い入れがあります

小さい頃から憧れていた番組なので、担当できると決まったときは、本当に嬉しかったです。

何度も何度も練習して準備万端で迎えた初回は、緊張しすぎてほとんど覚えていません

あとから母に「由恵はまるでテレビを見ているようにゲストアーティストの方々を眺めていたよ」と言われました

放送後は毎回ディレクターの方とその日の放送を見返して反省会、

休みの日は、スタッフルームにきて、過去映像を観て勉強していました。

過去１２年分の「ミュージックステーション」の映像は、ほとんど観ているかもしれません。

なかなか上達せず、あるとき「私アナウンサーには向いていないんです」とタモリさんに相談したことがあります。

そのときタモリさんは「型にはまらなくていいんだよ。技術なんてたいして大事なことではない。」と教えてくださいました。

タモリさんの一言一言は、自分にとってかけがえのない言葉として残っています。



「ミュージックステーション」では、沢山のアーティストの方に出会い、全てを懸けて臨んでいる姿を目の当たりにしました。

本番前、アーティストの方々の楽屋からは、発声練習をする声が聞こえます。

それを聞くと、自分も身が引き締まり、「アーティストの方が輝けるように、気持ちよくパフォーマンスしていただけるように、がんばろう」と思って臨んでいました。



また、この番組を通して音楽の持つパワーを実感することができました。

東日本大震災のとき、アーティストの方々が日本中に元気を届けようと集まってくださり、放送後、多くの方から「感動した」とメールをいただいたのは印象深い思い出です。

私自身、落ち込んでいるときでも、出演アーティストの方の歌を聴いて励まされたことが何度もあります。



大好きな番組に５年間携われたことを本当に幸せに思っています。

これまでありがとうございました。

そしてこれからも「ミュージックステーション」をよろしくお願い致します


オープニングからずっと涙が止まらず、既に目が腫れぼったい。。

あと、出演してくださったSexy Zoneのマリウスくんが悲しそうな顔で、

「竹内さん、アナウンサー辞めちゃうの？？」と聞いてくれました（笑）

今のところアナウンサーを辞める予定はありません

「ミュージックステーション」で学んだ経験を活かして、今後もアナウンサーの仕事をがんばっていきたいと思いますので、よろしくお願い致します