汗疱状湿疹のお話。 | 腐ってたっていいじゃない。

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私が抱える病気の1つに、汗疱状湿疹というのがあります。
今ちょうど発症しているので、今回そのことについて書こうと思います。

汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)とは・・・
手のひらや手指、足の裏に小さな水疱(すいほう)が多数現れる再発性疾患。

手掌・足底に小水疱が左右対称に出現する。それを放置すると、乾燥してがさがさになる。手だけでなく足に現れる事もあるため、水虫と一緒にされがちだが、菌は存在しないため感染は心配しなくてよい。また、水疱が出現する初期に強い
掻痒をともなう。小水疱は融合して大きな水疱になることもある。春・夏に悪化し秋になると軽快することが多い。
原因は、汗が外に出ず皮膚内のpHが低くなり炎症・
湿疹を誘発するものと考えられる。食べ物や歯科金属中の金属に対するアレルギー、慢性の副鼻腔炎・扁桃炎による病巣感染、喫煙が原因になっている場合もある。
ストレスや自律神経失調症も悪化要因となる。

悪化要因がストレスとか・・・めっちゃ思い当たる(笑)
私は20代半ばで突然発症し、以降毎年1~3回程度発症しています。
患部はいつも同じ場所です(左右指、手の平)。
症状は、痒みが大変ひどく、湿疹、患部の腫れ、ひび割れ、皮が剥ける等日常生活にも見た目的にもかなり支障があるので困っていました。
何度か皮膚科に行きましたが、その度に単なる主婦湿疹、手荒れのひどいのみたいな扱いで、水仕事時に手袋してくださいねーくらいな話で塗り薬(保湿剤にステロイド混ぜたクリームとかごく軽いステロイド)だけ出されて、早々に放り出されるって感じでした。
当然それで治る訳はなく、でもほっとけば2ヶ月もすれば症状は治まるし、常時湿疹が出ている訳でもないので、病院には行かずにやり過ごしてきました。
でも2年ほど前にとても症状が重い時があって、病院に行かないとまずいかな・・・でも今まで行ってきた皮膚科はどこもダメだったしなあ・・・と、どこかいい皮膚科はないものかとネットで検索し、となり町の皮膚科専門医が開業するというクリニックにダメもとで行ってみたところ、初めて「汗疱状湿疹」なる診断を受け、飲み薬(ステロイド剤(強)、抗アレルギー剤、痒み止め)と塗り薬(ステロイド剤(強))を処方されました。
これが効果てきめんで、今までよりものすごく軽く治まるようになりました!
根治はしないし、発症したら大変だけど、今までのことを思うと随分楽になったので、今のところその対処療法で乗り切っています。

以下に症状を説明しますが、使用画像は私と症状の似た画像を拝借したもので、私の手の画像ではありません。

①まず、↓のような湿疹というか極小の水疱が指、手のひらに発生してどんどん広がっていきます(私の場合放置しておくと指から手の平全体にまで広がります)。
これが超痒くてブチ切れそうになります←
見た目もキモいです・・・
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②水疱が治まると、患部がカサカサになってきて皮が剥けてきます。
この頃には患部が腫れて指が曲がらなくなったり、乾燥してひび割れてきたりして痛いです。
水仕事やお風呂がとても大変になります。
見た目がとても汚いです・・・
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③最終的に患部全体の皮が剥け、まさに「一皮剥けた」脱皮状態になり症状は収束します。
私の場合ここまでで大体1ヶ月~1ヶ月半というところです。
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そして・・・↓が現在の私の実際の手。
早期治療(湿疹が出始めたらなるべく早くステロイドで叩く)の甲斐あって、今回は広がりをここまでにとどめることができました(´∀`*)やっぱり始めが肝心です!
今ちょうど①と②の間くらい。今はまだ痒みが強いです。
でももう患部がカサカサになりつつあるので、もう少ししたら痒みが治まって皮が剥け始めるでしょう。
患部の皮が剥け切ったら終わりです!
腐ってたっていいじゃない。

この記事を書こうと思ったのは、とある患者さんのブログ記事を見たから。
その方は根治に取り組んでおられて、
大変興味深いことがたくさん書かれていました。
でも・・・、どの治療法もとてもお金がかかりそうなんだよねorz
赤貧家計の我が家ではこれは無理かなあと。(´д`lll)
結局は今の対処療法でいくことになるでしょう・・・。

今回、薬の詳細はあえて書きませんでしたが
同じ病気で苦しんでみえる方がおられましたら情報お教えしますよ。
でも、これはあくまでも私の症状の処方なので
全ての患者さんに合うかはわかりません。
ステロイドを結構使ってますが、
ステロイドも正しく使えば毒ではないと思います。
多分これも一生付き合っていかなければならない病だと思われるので
なるべく楽に上手に付き合っていければなあ・・・と思っています。