Q.妻が親所有の空き家でカフェをしています。小売りしているスイーツやコーヒー豆が好評で、販路を拡大し、デパ地下への出店や、ネット販売を検討中です。
今後は、設備や原材料、人材にかなりの費用がかかります。
金融機関から事業資金を借りたいのですが、カフェの店舗不動産は、諸事情により担保に入れることができません。不動産以外を担保に事業資金を借りることはできますか?
A.カフェの設備や商品、売掛金等を担保に事業資金を融資する制度があります。
「流動資産担保融資保証制度」(略称ABL)というものです。
こちらは、中小企業の資金調達の円滑化を図るため、不動産に頼らずに、商品や売掛金等の流動資産を担保として、金融機関から融資を受ける制度です。
この制度を利用する際、法務局へ動産譲渡担保等の登記をします。担保に入れる動産等の資産は法人所有でないと、登記できませんので、貴殿の奥様が、カフェ経営を個人ではなく、会社でされている必要があります。
なお、担保の対象となる動産は、登記や登録がなされている船や車等は除きます。
又、牛や豚、魚等の動物も動産であるため、担保の対象となります。そのため、畜産業や魚の加工をされている会社さんが、この制度を利用されるケースもあります。
司法書士吉田玲子(http://www.yoshida-office.org/)
休日は、マイナスイオンを感じられるスポットへ、出かけるようにしています。
この日は、福岡市中央区の桜坂山の手通りを散策。