昨日、二つの報道がありました。

今までこのブログでは触れてきませんでしたが、吉田町では8月に役場の職員による殺人未遂事件がありました。子ども未来課の職員が、児童扶養手当の手続きを巡るトラブルで、町民に刃物で重傷を負わせたという事件です。

昨日は、その職員が起訴されたというニュースがありました。

夏休み短縮問題は、学童保育の問題とセットなので、全く関係無い問題ではありません。

この事件には不明な点が多すぎる為、今後の調べを待ちたいと思います。

 

そして、もう一つのニュースは、ツイッターで女子高生がデマを流したというものでした。

 

 

最初にこの記事を見たのは、オンラインニュースでした。

吉田町長へのデマ投稿 教育改革への反発か?

思わずツイッターで「吉田町長」と検索せずにはいられませんでした。

最初に湧いた感情は、「子ども相手になんて大人げない」というものでした。

でも、大人げないのは町?報道?

 

何度も読み返したのですが腑に落ちない部分がいくつもあったのと、中日新聞しか報じていないので、今日、中日新聞記者と吉田町役場の両方に電話で確認しました。

 

知りたかったことは以下のようなことです。

・中日新聞はどのようにしてこの情報を知ったのか?

・町幹部は「再発防止のためにも何らかの対応を求める必要がある」と話しているとあるが、女子高生に求めるのか?何らかの対応とはなんなのか?

 

どちらも丁寧に答えて下さいました。

 

・中日新聞には一般の人からツイッターについての情報提供があり、町とは別に調査して高校と個人を特定したとのこと。

・町は「町幹部」が誰かを特定できていない。弁護士には相談したが、ネットで誤情報が流れた時の一般的な対応を相談しただけで、高校へは確認の連絡も入れていない。中日新聞に町が情報提供したというようなことは無い。逆にこの記事については抗議を申し入れた。

 

私からは、「デマを流すのは良くないですが、子ども達は動揺していると思います。ご配慮願います。」とお願いしました。

 

正直、動揺したのは子ども達だけではないと思います。

この記事を読んで、私が持ったような疑問を多くの人が持ち、その疑問は不安に繋がり、自由に発言する空気は壊れていくと思うのです。

なので確認することにしたのです。

電話に出てくれたのは、出張教育委員会にも来ていた方でした。

今後も子ども達の為にこの活動を継続していくつもりなので、よろしくお願いします、こちらこそ、と和やかに電話を切りました。

 

この件で、ネットリテラシー、情報リテラシーと共に、顔の見える関係でのコミュニケーションについて、いろいろと考えさせられました。

これ以上、不必要な不信感を募らせたくない。

町にとって、子ども達にとって、何がいいのかと考え議論していく環境を作りたい。

事実確認を都度しながら、合意形成のプロセスを慎重に歩みたいと思います。