レ・ミゼラブル2017 | 吉田奈央オフィシャルブログ「すなおなキモチ」Powered by Ameba

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やっと書けたーー!

パソコンから書いていたら以前とシステムが変わっていて、間違って消してしまったり、悪戦苦闘(*∩ω∩)


ミュージカル???と思う方は

いつものごとく置いてけぼりにしてしまいますがご理解ください


 

ミュージカルを見たことがないという方に

一番にお勧めしたいのがこの作品です

映画にもなりましたしね

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大好きな大好きな帝国劇場

そしてレ・ミゼラブル

今年は日本で初演されてから30周年の

30th Anniversary公演でした

 

 

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一年ちかく前からキャストが発表されましたが

半分近くのキャストが入れ替わり

過去8回見た中で

私が見たことがない俳優さんも多数いらっしゃり

大変心待ちにしていました

 

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私が生まれた年にLes Misérablesの日本公演がスタートしたんだなぁ

と思うと、上演前から更に込み上げるものがありました(><)

 

 

私が初めて見たのは2011年5月

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映画『Les Misérables』が上映される以前のステージは今よりもセットがシンプルでした

キャストさん一人一人をじっくり見ることが出来

今でも“衝撃”を受けたのを鮮明に覚えています

 

 

 

2000人近く入るあの広い帝国劇場に響き渡る歌声

 

 

人が入ると音はどうしても吸収されてしまうので

それ踏まえても圧倒的な歌唱力

 


今まで行ったことのあるコンサートや舞台とは全く違ったものでした


 

他にも細部にまでこだわった衣装や

間を感じさせない舞台転換

あまりの凄さに放心状態でした

 

 

今回、テナルディエを演じた橋本じゅんさんのブログを見て知ったのですが、

 

演劇ってライセンスが無いなとずっと思ってました

テレビや映画だったらある種、あの人見たことある!

とか、この人知ってる!とかライセンスに近しい様な出来事がありますが、演劇だけやっていると

何十年やっていても、たまに俺は何者なのだろう?

なんて思う瞬間もあるんです

特に職質されたりなんかしたら(笑)

レミゼラブルはキャストは全て最終的に

イギリス本部で決まります

僕はマッキントッシュさんて方がビデオ判定して

くれました

合格通知なんて貰った事無かったのでそれは嬉しかったですが、

ライセンスというのは最大限の責任や制約がかかります

それ込みで敢えて上を目指す無限の可能性が与えられます

僕はペーパードライバーに戻るのは嫌だなと思ってます

与えられたライセンスをまだ使えている気がしていないのです

 

 

なるほど。

だから今まで見たコンサートや舞台とは違う感情になり、鳥肌が立ち、

私はミュージカルの沼に落ちてしまったのか

 


一体私は何者なんだろうと思うことがよくあって

常に何か不安と隣り合わせにいて

舞台に立っている人は認められた人たちなわけで

(じゅんさんの言う、ライセンスを得た人たちですね)

そこに憧れや羨ましさ、尊敬の気持ちが溢れて

こんなにも好きなんだなって思いました

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そして穴場というか隠れミッキーの様に

プリンシパル(主要キャスト)が出番がない時は

アンサンブルに混ざってステージに出ていることがあるんです!

(大勢の中だったり、ライトが当たらない場所にいたりするので、双眼鏡で見ないとわからないですが笑)


『何で同じ作品なのに何度も見に行くの??』

なんて言われることもあるのですが、

 

そんな所を発見すると

ただ自分の役だけをこなすのではなく

みんなで一つの舞台を作り上げている感

に胸打たれて更に好きになりますし

 

 また、毎回少しずつ演出が変わるんですよ。

特にアンジョルラスと学生が戦うシーンはどんどん変わったように思います


そんな変化を見つけるのも楽しみの一つで

何度も足を運んでしまうのだと思います



今回の公演では

個人的に猛烈に大好きなジャンバルジャン役の吉原光夫さんと

ファンティーヌ役の和音美桜さん

そしてジャベール役の川口竜也さん

相当なプレッシャーだったと思います。

勝手にブログもご紹介した初テナルディエを演じた

橋本じゅんさんが出演されていました

 

 

これまでレミゼを支えてきたメンバーに加え

キャストの半数が新メンバーと言うことで

初帝劇、初レミゼの松原凛子さんなど

次のレミゼを支えるであろう素敵な俳優さんに出会えるのも

ダブルトリプルキャストの魅力だなと感じた日でした

(ダブルキャストトリプルャストは日本公演から採用されたシステムなんだそう)

 

カーテンコールの様子

 

何度見たって同じ舞台はない!!

みんなが立てる帝国劇場じゃない!!

 

 

そんな役者魂やこの舞台にかける気持ちや志が

ひしひしと伝わってきて

千穐楽特有の雰囲気に圧倒されたのもありますが

今年はいつも以上に、何度も涙が溢れてきました

 


 

はぁ~、やっぱり舞台、生のステージって素晴らしい

 

 


舞台って“命を削っている”感じがするんですよね



同じ作品なら何度も繰り返せる

CDやDVDでいいじゃん!

と思われる方もいらっしゃると思いますが

オーケストラも毎回生演奏ですし

同じことを何度も何度もしているわけです

(Les Misérablesのような人気公演は特に)

体も精神も酷使すると思います

3時間なら3時間

お客さんも俳優さんも同じ場所に集まり

決して安くはないお金を払い

同じ時間を大勢で共有できるところに魅力を感じています

(なのでコンサート等も大好きです!)

 

 

今回見られなかった

大好きなペア森公美子さん、駒田一さん

新メンバーの生田衣梨奈さん

昆夏美ちゃんのレミゼも見たかったなぁ!!

 

 

同じ作品でもキャストさんの組み合わせで

全く違う雰囲気なんですよ


 

 

8月は福岡博多座

9月は大阪フェスティバルホール

9月10月は名古屋中日劇場での公演が控えています

 

 

福岡の幼馴染が何人も見に行くみたいで

とても楽しみにしているようです

 

 

キャストの皆さん

今年は猛暑になり体力的にも精神的にも

かなり大変だとは思いますが、ロングラン公演、

最後まで駆け抜けて下さいね!!!

 

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そしてお近くの方は是非!

劇場に足をお運びください!!