満を持して、やっと始められる。

企業型DC、企業が積立金を出す年金制度を、やっと始められる。

これまでやれなかったのは、僕の知識不足が一番の原因だが、僕が考える従業員の有り様を打破できなかった、というのも大きい。

即ち、職人は技を盗み、自らの金と時間を使って勉強し、吸収し終えたと考えたところで独立するものと。

しかし考えるべきところはそこじゃなかった。彼らがいなくなったらどうするかじゃなく、ずっと居たらどうするかを考えるべきだった。

彼らに体が動かなくなった時のことを考えさせ、備えをいろいろ検討してみたが、いまいち反応が良くない。以前の僕は、そこで突き放していた。やる気がないならやらなくても良いよと。やらなかったのはお前だよと。俺は手を尽くしたよと。

しかし実際は、何も手を尽くしていない。企業がやっておかなきゃいけない事はまだまだ有った。そのひとつとして、DCを始める。40年努めて400万程度にしかならない建退共よりは、よっぽど良いものだと信じている。

 

若い奴、植木屋やりなよ!