なんか気持ちが乗らなくて、しばらく離れてたけど、やっと戻ってきた!

 

今うちで預かってる若い奴、ポテンシャルは凄いんだけど、不器用なんだよね。簡単なことでもなかなか出来ないし、繰り返しやった事でもすぐ忘れる。

まあでも自分の出来ることを全力でやってくれと見守っている。彼も1年後を見てるかもしれないから。

 

僕がまだ仕事が出来なかった頃、怒られながらいつも思っていたのは、「今に見てろ」だ。今は出来ない。でも1年後5年後10年後は絶対ここにいる誰よりうまくなってるよと。そこは自分を信じていると。

彼もそうであれば嬉しい。

 

若い頃の僕は、この仕事に本気で取り組んでいたし、「お前に出来ることなら俺にだって出来らあ」という反抗心も持っていた。同時にメモも取ってたしね。今でも残っている。親方の「横浜方言集」である「タケオ語録」とかね。

本当は、仕事は自分で覚えなきゃ覚えられないと思っている。他人に覚えてもらうわけにはいかない。

 

そして職人達には「お前の未来のために覚えるんだよ」「あとから入ってくる奴にバカにされるよ」とだけ言って最低限のことしか教えてこなかったし、覚えることを強制しなかった。しかし最近は少し考え方を軟化させてる。

時間を作って教える、研修をする、一緒に学ぶことが会社のレベルを上げることだと考え始めた。突出した先生を作るのではなく、僕だけが知っているのではなく、みんなで少しずつ学んでいくことが重要だと。僕の右腕を育てるのではなく、底上げこそが大切だと。それはなかなか進まないし、僕の負担をすぐには減らさないだろうけど、こうやってくのがいいかなと。確かに成長も見てるしね。

 

若い奴、植木屋やんなよ!