「ムスメが変な男を連れてきたらどうするか」と聞かれ、「べっつに」と答えた。

彼女の将来を案じてはいるが、経験しなきゃしょうがないと思っている。

失敗があったら、修正の協力をしたいと思っている。

だから僕は体力がなきゃと思っている。そしてそのうち体力がなくなるのもしょうがないと思っている。

 

僕もみんなと同じ親馬鹿で、子供達のキラキラな将来を信じている。

そして通常は切れない絆を、世界中に自慢したいと思っている。

手に入らないものはあったけど、僕はあいつをずっと見ていられる。いいでしょ? と。

 

そんな達観をしながらも、子供達は植木屋をやる気配なし。それもまあしょうがねえと。

まあ若い奴、植木屋やんなよ!