20年越しの悲願である、玄倉の燐灰石採集に行ってきた。過去3回はいずれも途中で断念して帰ったので、4度目のトライ。

アプローチには雨山峠を使い、2.5時間費やしてユーシンに入った。本来なら玄倉林道を使うのだけど、現在は歩行者も通行止めの状態が続いている。

天気は良かったので、ユーシンロッジ前で野宿した。釣りを目的にひとりでやってきたお兄ちゃんと晩飯を食った。彼は魚を釣ることが出来なかったが、肉を持っていた。火と肉と音楽。良かったけど、すげえ冷えた。

 

朝5時にそこを出発、檜洞沢を延々と遡った。ユーシン沢の出会を抜け、ザンザ洞を過ぎ、金山出会まで来たけれど、タイムアップでそこまで。それまで見つかったのは、崩れた黄銅鉱みたいなもの、海苔状の磁鉄鉱、小さな水晶、マンガンの筋のようなもの。目的の沢はどこなのか分からずじまい。もちろん燐灰石らしきものは全く見当たらなかった。まあガーミンでログを取っているから、また来て少しずつ詰めていくんだね。

 

帰りは思いがけず雨と雹とカミナリにあった。山は怖いよね。昔、地学の先生が「山歩きにヘッデン(ヘッドライト)は常時携行」と言っていた。もちろんカッパも。あとユーシンにはザイルがあると安心。クソ重いけどね。

 

若い奴、植木屋やんなよ!