最近はあまりやらないけど、昔は雨の日も当たり前に外仕事をしていたから、カッパは色々試した。

 

安いカッパは論外だね。僕みたいに脂肪の少ない人間は、すぐに体温が奪われて、真夏でも仕事どころじゃなくなる。冬なんかは、命の危険を感じる。僕は怒りっぽくなるんだけど、どうも体温が危険なレベルまで下がる前の一ステージのようだ。

 

冬はビニールのカッパを使った。中は蒸れて結局びしょびしょになるけど、雨がしみこむよりかはマシだから。下に安いカッパを着る、つまり二重に着ると、少なくとも仕事が出来ないレベルまで体温が奪われることはなかった。日中、なんとか我慢できるくらいはね。

 

今は当時を反省し、ゴアテックスのカッパを使っている。さすがに膝なんかはすり減って薄くなってきたけど、もう10年も使っているから驚きの強度だ(もちろん昔ほど酷使はしてないけど)。なにより連日の雨でカッパが乾かなくても、それほど憂鬱ではなくなった。土砂降りの雨の中、雨をそれほど気にしないでいられるのは、中二心をくすぐるからね。使うたびに風呂場で洗い、ニクワックスにつけ込む。ニクワックスは漬け置きにより撥水性を付加する液剤。高いし臭いけど、なかなかいい。

 

ゴアテックスは、脱いだときに寒くならないところがいい。さすがに10年も使っていると、新品時の性能は望めないけど。

 

若い奴、植木屋やんなよ!