若冲を堪能したあと、もう一つ隣の展示室に移動します。

そこにはこれも国宝の「唐獅子図屏風」2双が迫力をもって迫ってきます。

 

向かって右側は狩野永徳の作です。

桃山時代の精神を象徴するスケール壮大な傑作ですね。高さは2mにも及びます。

 

 

表情も厳しい唐獅子。

 

そして左には狩野常信の江戸時代の作です。

 

 

こちらの獅子の表情は何となく穏やかですよね。

これも時代背景を映しているのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

こちらの展示室のもう一つの目玉は「萬国絵図屏風」です。

重要文化財ですね。

 

右隻には,上部にペルシア王ら8人の王侯騎馬図,その下にポルトガル国とローマなどの28都市図を描き,

 

 

 

左隻には中央4扇に世界地図,その左右に計42の諸国人物図が描かれている。南蛮貿易やイエズス会宣教師の渡来によってもたらされたと考えられる西洋の地図などをもとに制作された初期洋風画で,他の同種の作品と比べても,その描写は優れている。

 

 

日本はこんな風に描かれていますね。北海道がありません。

 

 

なおこの絵はこちらからも鑑賞できます。

 

 

その他、まるで生きているような「双鶏置物」、

 

「七宝四季花鳥図花瓶」

 

水戸光圀公が愛用した「青海波塗硯箱」

 

などなど見どころのある内容の展示でした。