湯浅町の散策後、スーパーで買い物です。和歌山県にあるもう一つの地元スーパーは「松源」です。こちらはオークワよりも低価格帯を狙ったスーパーみたいです。

 

 

今夜のご飯を無事仕入れた後は海沿いの下道を通って由良町の岬の突端にある「白崎海洋公園」に向います。


 

 

突端には道の駅もあります。

 

 

ここは「日本の渚・百選」にも選ばれた綺麗な渚が広がっています。

 

 

写真でも海の色が綺麗なのが分かるでしょうか。

 

 

そして「白崎」と呼ばれる所以のここだけが白いごつごつした岩が偏在しています。


いわく「太平洋に開けた群青の海と、日光に輝く石灰岩の海岸線。 青と白で構成された白崎海岸の壮大な風景は、「日本のエーゲ海」とも称されています。 この土地の石灰岩は2億5000万年以上前、古生代ペルム紀のものと推定されおり、近づいて目をこらすとウミユリやフズリナといった原生生物の化石がはっきりと認められます。」

 

 

駐車場に車を停めて辺りを散策します。駐車場は2か所あって、外海に面した方は2018年の台風の高波の被害を受けて現在も修復中です。オートキャンプ場もあるのですが、そちらはつい最近復活したようです。

 

 

展望台から西を眺めると淡路島が見えます。

 

 

南の方には四国・徳島県が望めます。目の前の紀伊水道は大阪・神戸港や徳島港に向う大小の船がひっきりなしで通っています。

 

 

始めここで泊まろうかとも思っていたのですが、それこそ何にもないしまだ時間も早いので次に行くことにしました。


岬から戻って国道42号線で日高川町に入ると、歌舞伎の娘道成寺で有名な「道成寺」の案内が目に留まりました。予定して無かったのですが行ってみることにしました。

国道から外れてほんの数キロの所ですからね。

 

 

「道成寺」といえば安珍・清姫物語ゆかりの地として有名ですが、実はあまりしっかりとは知りませんでした。(笑) なので少しググりました。

 

安珍・清姫伝説(あんちんきよひめでんせつ)とは、紀州道成寺にまつわる伝説のこと。思いを寄せた僧の安珍に裏切られた清姫がに変化して日高川を渡って追跡し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すことを内容としている。

そしてこの男女は因縁のまま輪廻転生するが、道成寺の住持の読経の供養により成仏するという仏教説話である。

 

山門の前に立つと急な階段が行く手に立ちふさがります。

 

 

登った高台には境内が広がり、本堂などが並んでいます。

 

 

焼かれた鐘楼の位置には伝説が紐解かれています。

 

 

 

そんなに大きくない寺なのですが、結構観光客も来るようで山門前には旅館や土産物店が立ち並んでいました。

もう夕方の5時近くなのですが、今日は御書印を二か所だけ廻ります。

 

 


終わったところで、今日はどこで車中泊しようかと探したのですが、この辺り道の駅がないんですね。一番近くの「道の駅くちくまの」が明日行く予定の田辺市の先にあるので、明日は戻ることになるのですが、そこに決めました。
 
しかしこの道の駅は、行く方向とは反対側車線の高速道路のPAにもなっていて、いったん高速を下りてややこしい道を抜けたPAの売店・食堂の建物の裏側の駐車場を使うようになってました。PAのトイレ等の施設は駐車場から歩いて入れるようになっていますが、こんな道の駅は初めてです。

高速のPAに来た利用者も建物の看板が「道の駅くちくまの」となっているのを見て不思議に思うでしょうね。

 

 

「くちくまの」とは熊野の入り口との意味だそうです。熊野口とは言わないのですね。

 

 

道中迷ったりしましたので、到着は6時過ぎ。食堂はもはや閉店で売店だけが7時迄開いてました。さっそく裏手の駐車場で晩ご飯です。
 
今夜のお酒は「紀ノ酒」、空海水仕込みです。
有田川上流にある早月渓谷の湧き水で仕込まれているそうで、弘法大師空海が発見したと言われており、いつしか人々の間で不老長寿の「空海水」と呼ばれるようになったそうです。
 

 

宛ては「はも湯引」と「のどぐろ炙り握り」です。やはり関西ですね。関東のスーパーでこんなものは売ってません。梅肉で食べる久々の鱧、美味しゅうございました。