この日の明け方から関東南部は雪が降ってました。数センチも積もった所もあった様ですが、こちら市川市の新浜(にいはま)地区は集合時間の9時50分頃にはすっかり溶けて、雨も止んでます。


こちらが鴨場の正門です。

正しい読み方は「しんはまかもば」なんだそうです。



所在地名と読み方が違ってます。

なぜ「しんはま」かと言うと、元々は浜松町の浜離宮にあった鴨場に継いで明治26年新設したものであるため「しんはま」となったそうです。

おそらく「にいはま」の方が後からつけられた地名なんでしょうね。


新浜鴨場は市川市の市街地の中に、そこだけが鬱蒼とした森の様に残っています。

もともとは宅地化や工場地帯の造成が進められていましたが、昭和45年に緑地保全区域に指定されて「市川野鳥の楽園」として一帯が保全されています。



さて、正門を入ると大正・昭和を彷彿とさせる日本家屋が建ち並んでいます。ひょっとしたらもっと古いのかもしれませんね。



そこを通り過ぎると大きな池が広がっています。

「お泉水」と言う池だそうです。汚染水では有りませんよ。😅





この池のほとりは、鴨猟に招待された賓客と皇族の交流の場となったり、捕まえた鴨に足環をつけた後離してやる場所にもなっています。


鴨猟は冬季に行われる事から、冬はなんと囲炉裏が用意されて、そこで暖をとりながら談笑する場になっているそうです。


普段はこんな屋根を被せて保護してます。

囲炉裏の屋根って初めて見ました。😁



そして振り返ると食堂が有ります。

賓客に鴨料理を提供する場所なんですが、古いせいもあるのでしょうけど とても質素な作りでした。



ここで鴨肉を鉄板でセルフで焼いて食べていただくのだそうです。各国大使とか三権の長でも自分で焼いてもらうのだそうです。


               (写真はネットから)


ただし供される鴨肉は、飛来してきて捕まえた鴨ではなく(そちらはリリースしてます)、別に飼育している合鴨だそうです。でも交配により、かなり天然に近いものの様です。美味しそうですね。😋



食堂の雨戸には鴨捕獲用の「叉手網(さであみ)」が展示されてました。



竹と絹の網から出来てますが、全て鴨場に勤務する5人の職員による手作りだそうです。

持ってみると、初めは軽いと感じるのですがこれを振り回していると結構ズッシリと来ます。


この網を使ってどの様にして鴨を捕獲するのか、長くなりますから続きは明日にします。明日がメインですよ。お見逃しなくね。😁