ちゃっぷ林館でおふろの後は道央道に乗って北上です。長万部も過ぎて脇道の黒松内ICを下ります。
更に国道5号線を経由して、積丹半島の付け根にある「岩内町」に到着します。
今の時期ちょっと寂れた感じのする港町です。こんな所に何があるのと。
目指すは「木田金次郎美術館」何です。
誰?それ?と言う感じでしょうけど、この人は有島武郎の小説「生まれ出づる悩み」の主人公となった画家なんですね。
その辺は、小説を読んでいただくことにして、とにかく郷土を愛して生涯を岩内で過ごし絵筆を握ることを決意した、北海道を代表する画家の一人です。
岩内は古くは鰊漁で栄え、また昭和29年9月の洞爺丸台風の時の大火(市街地の8割を焼失)があったことも知られてます。
また岩内には他にも多くの美術館があり「絵の町・岩内」としても知られています。
美術館を見終えた後は木田金次郎が愛した岩内山の見える道の駅いわないで車中泊しました。
この日は地元のスーパーで揃えたお惣菜で簡単に済ませました。
翌日、蝦夷富士羊蹄山を望みながら函館に向かって帰路に着きます。
本当はせっかくの北海道ですからもっと居ても良かったのですが、今回は予定してません。
でも帰り道でも寄り道しましたよ。
長万部の巨大水柱の跡地。
今は誰もおらず静かなもんでした。
そして風光明媚な日本海沿いの国道をひたすら走って、
「日本一小さな道の駅えさし」に到着しました。
お隣の建物はトイレ棟なんですけど、それと比べても小さいですね。簡単な売店があるだけです。
今は設置要件が細かく決められていてこの規模のものは認可されませんので、将来に渡って日本一小さな道の駅はここなんでしょうね?
えさし海の駅開陽丸には幕末に座礁・沈没した開陽丸を実物大に復元した開陽丸記念館もありますね。
こちらではやっぱりニシン蕎麦を頂きました。
ありふれた味なんですけどね。
その他江差では、旧檜山爾志郡役所の郷土資料館や
ニシンの町の江差の繁栄を今に伝える旧中村家住宅などをざーっと見学しました。
そして急ぎ足で函館に戻ります。
夕方に行きたいお店の予約があるものですから。
でもその前に北斗市といっても殆ど函館市ですけどね、御書印をひとつ貰い受けに立ち寄りました。
その後、五稜郭に程近い所にある「RVパーク緑園通」にチェックインしました。ビジネスホテルが経営するここを選んだのは「ダンプステーション」が有るという理由です。
ダンプステーションというのは、キャンピングカーのタンクに溜まった台所排水と水洗トイレの排水を行うための排水口を設けている場所なんですね。
日本製のキャンピングカーではこういうタンクを備えている車はなかなかありませんが、アメ車はごく普通に備わってますから、長旅するときは途中1回は立ち寄りたい場所なんですよね。