さて、函館市縄文文化交流センターですが、その建物の北の海側には広大な遺跡が発掘されています。垣ノ島(かきのしま)遺跡です。
この場所にはおよそ六千年もの長い期間、縄文人が暮らしていたと考えられています。
交流センターは下図の右上にありますが、その下側の北側には「居住区」があり、更にその北側には「盛り土遺構」が広がっています。
「盛り土遺構」こそが六千年もの間のお墓やゴミ捨て場所、祭祀の場所と考えられていますがここは未発掘なんだそうですが、発掘したら大変なお宝が出てくるのではないかと予想されてます。しかし、函館市の予算の関係なんでしょうか、今現在は発掘の予定はないとのことでした。
今回の見学には遺跡発掘歴32年という大ベテランのガイドさんがついてくれました。
結構貴重な物の発掘も行った事のある"神の手"を持った方です。
これだけの広大な区域ですから、たくさんの縄文人が暮らしていたのではないかと思ったのですが、40~50人程度ではないかと言ってました。でも六千年ですから、盛り土遺構も広大なわけですよね。
素人が見てるとただの原野も、ガイドさんの話を聞くと往時の様子が目の前に浮かんでくるような気がして、あっという間の60分でした。ありがとうございました。
そして更に車で5分程度でしょうか、大船遺跡にも足を延ばしました。
こちらはこじんまりとした区域ですが、発掘はかなり進んでました。
往時の住居も栗の木で再現されていました。
国宝土偶5体をこの目で見終えた興奮が残る中ですが、お腹はすきました。
大沼公園の温泉に向かう途中、道の駅「しかべ間欠泉公園」にやってきました。
海に面した場所です。
間欠泉はともかく「浜のかあさん食堂」で腹ごしらえです。
頼んだのは「プレミアムたらこ御膳」。 エゾメバルの煮付けが一匹ついてきます。
こちらでは別の呼び方のお魚でした。
猫跨ぎとはいかないまでも結構綺麗に食べましたよ。
落ち着いたところで北海道駒ヶ岳の望める温泉に向かいます。
元々は富士山のような美しいコニーデ式の火山だったのでしょうが、上の部分が火山の爆発で吹き飛ばされて無くなってしまった山なんですね。
いかに激しい爆発をした山なのか窺えます。
会津磐梯山もこの類ですね。
萌〜 な車も止まってます。