このところ毎日4~8Km走っていて、

少しでも走らないと気持ちが悪い体になっています。

といっても、あまり時間がないのはいつものこと。

朝chocozapで30分、夜ジムで30分(これが大体8Kmコース)

無理な時は、朝か夜のどちらか。

それにジムでヨガをすることで、とりあえずいいかって感じです。

 

基本的に夜中に書きもの仕事をしているので

走りに行くのは夜明け近く。

しかし今朝は少々寝坊して、目が覚めたら5時40分。

イヌを起こしてご飯与えて、「じゃあ散歩よろしく」と言って

家を出ました。

 

この時間に行くと、ちょうどFMの「古楽の楽しみ」が聴けるのです。

今週はJ.S.バッハの「ヨハネ受難曲」。

私としては、マタイ受難曲のような整然とした美しさよりも

こちらのなまなましいヨハネ受難曲のほうが好みなのですが、

実際、内容が重すぎて、毎日聴くような曲でもなく、

私のような信仰を持たないものには難解でもあり、

まだまだ知らない部分が多い作品でもあるのです。

 

今日の場面は、イエスを捕らえる兵隊たち、

イエスの死刑を要求する群集などの合唱を主体とした第2部を中心に。

迫力ある合唱と、精緻なオーケストラの演奏。

ピラトの思惑とは全く違った方向に走っていく群衆たちの叫び。

ここは何度聴いてもぞくぞくするほどの緊迫感を醸し出します。

とにかく、簡単なことばでは語り尽くせない音楽なのですが、

ただ一つ。現在の世界情勢をバッハが知ったらどんな音楽を書くだろう。

 

そんなことを考えながら45分ひたすら走ってきました。