一昨日からまたマリボルに来ています。
移動が好きな私にとって、リュブリャナとマリボルを行ったり来たりできるのはとてもわくわくすること。
疲れていないと言えば嘘になるけれど、月末まで続くこの行き来をすごく楽しんでいます。
今日もマリボル人形劇場の前のドラヴァ川では、白鳥たちが元気に泳いでいます。
前回までは劇場三階のゲストルームに滞在していましたが、これから舞台の初日までは演出家と遠方から参加の俳優たちも劇場に滞在するので、私(今回はスタッフとして参加) は屋根裏部屋に移動しました。
なんと初の屋根裏部屋。
簡易ベッドとむき出しの木の張りで天井が斜めの小さな屋根裏部屋です。
劇場の中にこんなお部屋があったとは知らなかった!
ゲストルームと違ってキッチンとシャワールームが無いのは使い勝手が下がるけれど、屋根裏部屋の目の前にお手洗いがあるしキッチンも共有のティールームのものを使えるのであまり不便さはありません。
私は元々狭い場所にとてもわくわくするタチなので、むしろ、この劇場の新たな面に触れてとても興味深い。
劇場の裏からはこんな眺めです。
右側が2010年に大きく改修された劇場施設で、左手の三角屋根は元教会。今ではパフォーマンスにも使われる劇場の一部となっています。
マリボルの人形劇場は、かつて修道院(monastery 男性の修道士の修道院)でした。
その成り立ちを追うと12世紀まで遡るのだとか。
2012年に私とスロベニアを出会わせてくれたこの劇場。
ここに来るたびに新しくも懐かしく、厳かな気持ちにさせてくれるのは、この建物の歴史と目の前に広がる穏やかなドラヴァ川のせいかもしれません。
劇場の歴史については、またいずれ、このブログでも写真と共にご紹介できればと思っています。
2020.1.11 よしだより