「井荻トンネルから水漏れがところどころ発生していて不安」「井荻の南北通路にエレベーターや下りのエスカレーターがなくて苦労している」
区民アンケートに寄せられたこの声をもとに、5月の15日に東京都第三建設事務所(新宿・中野・杉並の道路、河川の整備・維持管理を担当)に山田耕平区議会議員と共に申し入れを行いました。
井荻トンネルの問題に関して補修課の方の話によると、井荻トンネルの漏水カ所は300カ所ほどあり、地下水とそれに雨水が加わったことで発生しているとのことでした。漏水の原因は、コンクリートの目地からの漏水とコンクリートの乾燥収縮によるクラック(ひび割れ)の二つだそうです。
クラックについては、経年劣化ではなく、出来た当初から発生しており、鉄筋の樋(とい)を付けて放水していたそうです。昨年度改めて調査するなど、定期的に調査をしているとのことでした。今年度から来年度にかけて、止水工事を行う予定だそうです。
井荻の南北横断地下通路のバリアフリー問題に関しては、現在の状況は、杉並区の計画として上りしかないエスカレーターを無くして、エレベーターに変える計画となっているそうです。今年度中に設計し、来年度発注する予定だそうです。
エスカレーター撤去という不十分な点はありますが、エレベーター設置でバリアフリー化が進むことは一定の前進です。引き続き利用者のみなさんの声を聞きながら、さらなるバリアフリー化にむけて取り組んでいきたいと思います。