こんにちは、吉田ももみです!

 

 

 

昨日は朝5時起きで

ボホール島に行ってきました。

その理由は

バジャウ族の結婚式に参加するため。

 

 

 

バジャウ族とは?

 

 

 

バジャウ族って!?

と思う人は多くいるはず。

なので軽くバジャウ族について説明します。

 

 

 

バジャウ族はフィリピン、インドネシア、フィリピンなどの

海域で生活しており、

海上の遊牧民族、漂海民と呼ばれている。

海の上に住居を建てて生活しているが、

彼らには身分証も出生証明書もない

そして、フィリピン中部のビサヤ諸島に住む、

ビサヤ人からは酷い差別を受けているという。

 

 

 

実際、ビサヤ人である語学学校の先生は

「バジャウ族は言葉を知らない」

「働くのが嫌いだから物乞いをして生活している」

「ただの怠け者」

と、言っていた。

 

そして、バジャウ族は海で生活するため、

海の塩分と色素で髪が脱色されているイメージから

ビサヤ人の間では髪を金髪にすると、

「バジャウ!!!」

と、馬鹿にされ、「バジャウ族」というのは

差別用語のように使われたりするらしい。

 

しかし、それと同時に学校の先生は、

「私たちはバジャウ族の人との関わりがないから

正しい情報がわからない」

とも言っていた。

 

 

 

結婚式に参加することになった経緯

 

 

 

私は相当結婚式に縁があるのか、

今まで何度も知らない人の結婚式に参加してきました(笑)

 

 

 

去年留学していたブルネイでも、

何故か「友達の友達の友達の従兄弟」の結婚式に

飛び入り参加してきました。

 

記事↓

『ブルネイで知らない人の結婚式に飛び入り参加してきた。』

 

 

 

今回は、フィリピンで、

無国籍の漂海民と呼ばれるバジャウ族の結婚式

参加することになりました。

 

 

 

そのきっかけとなったのは先日の

第3回Miss Dream Contestにおいて

私が特別審査員として参加した時のこと。

 

記事↓

『Miss Dream Contestの特別審査員をやらせていただきます!』

 

 

 

その時に優勝したのが、バジャウ族の女の子、Shaima。

そしてなんと、その彼女の旦那さんが、バジャウ族と暮らす

21歳の日本人、松田大夢くん( @chilichilihot )。

ミスコンの時に会って、「バジャウ族の村に行ってみたい!」

ということで、今日ボホール島で行われた

バジャウ族の結婚式に参加することになりました。

 

 

 

人生イチ衝撃的だった、バジャウ族の村

 

 

 

ボホール島のタグビラランという港から

バイクで約10分ほど走ると、バジャウ族の村があります。

 

 

 

着いた瞬間、衝撃

写真では見ていたものの、異空間すぎる。

まずこの木の板の上を歩いて、家に着くまでに

落ちないかドキドキでした。

 

 

 

家と家の間に木の板が敷かれていて、

それが通路になっています。

歩くと軋む音がするところも。

 

 

 

家は薄い木で作られていて

ドアや窓はありません。

電気は通っているようで、

コンセントがありました。

 

 

 

そして着いてすぐにご飯をご馳走になりました。

「フィリピンではご飯を手で食べるよ!」

と聞いていたものの、今までの生活で

手で食べたことは1度もなく過ごしていたので、

吉田ももみ、初挑戦。

かなり生々しい魚がまるまる出てきたので

最初は怖かったのですが、めっちゃ美味しい!!

 

 

 

結婚式の食事の準備が出来たということで

他の場所に移動。

すれ違うにも道が狭いのでドキドキ(笑)

こんな道でも子供達は走り回っています。

 

 

 

通路で野菜や果物を売っている(?)人もいます。

 

 

 

この長い橋を渡って、向こう側の家に行くのですが・・・

 

 

 

怖い!!!(笑)

Shaimaが助けてくれました(笑)

1本しかない道は相当バランス力が必要です。

 

 

 

中に入るとたくさんの人が。

バジャウ族は漁業をして生活する民族なので

ご飯は魚がほとんどでした。

イスラム教の民族なので、豚は食べないそうです。

 

 

 

そのあと結婚式までの時間、村を散策。

子供達が次々海に飛び込んでいます。

さすが、海と共に生きる民族

 

 

 

洗濯物が干してあったり、生活感が溢れていました。

 

 

 

海の水はそこまで綺麗ではないものの、

セブ島にあるバジャウ族の村よりは綺麗だそうです。

 

 

 

床は、隙間がたくさんあるのですが、

下からも風が入ってくるので涼しくて気持ちいい。

寝たくなる気持ちがわかります(笑)

 

 

 

海の上にはお店もあります。

 

 

 

私が1番怖かった道がこれ!!!

1本しかない道が続いている上、

坂道になってます(笑)

もう落ちても仕方がない!!と覚悟を決めて渡りましたが

無事渡り切れました・・・

 

 

 

ここでずっと生活していると

相当な身体能力が身につくんだろうなと感じました。

道を歩くだけで体幹が鍛えられそうです。

 

 

 

3年も住んでいるヒロムくんはさすが、

平気で歩いていました。すごい・・・

 

 

 

結婚式の会場に入るとたくさんの子供達が。

とにかくみんな人懐っこい!!!

たくさんの子供達が近寄ってきてくれました。

 

 

 

「バジャウ族は言葉を知らない」と言われていますが、

完璧ではなくても、英語で話してくれる子供が

たくさんいました。

写真を撮ってあげるだけで喜んでくれてこっちまで嬉しくなります。

そして1人の女の子が

「日本には動物いるの?」

「動物って大きい?」

と、外の世界のことを熱心に質問してきてくれて

こうやって色んな世界をみれる私たちがどれだけ

恵まれているのか痛感しました。

 

 

 

そして、そこからはバジャウ族ダンス

子供も大人もみんな踊れます。

今日だけで100回は聞いたんじゃないかと思うくらい

ノンストップで踊っていました。

私もこのあと踊らされました(笑)

 

 

 

これは結婚の誓いをしているところ。

同じムスリムでも、

ブルネイの結婚式とはまた違ったところが見れて

とても興味深かったです。

 

 

 

新郎新婦が会場に入ります。

 

 

 

アットホームな雰囲気が本当に素敵でした。

 

 

 

そしてこれがウエディグケーキ。

小さめのケーキが、かわいい。

 

 

 

いろんな島のバジャウ族の人が

結婚式のために集まってくるそうです。

 

 

 

言葉はわからなくても

雰囲気だけで幸せな気分になりました。

 

 

 

そしてまた踊る(笑)

結婚式の9割は踊っていたんじゃないかと思います(笑)

そしてお酒もめちゃくちゃ飲んでいました。

 

これはヒロムくんがバジャウ族のダンスをしています。

 

 

 

今日1番笑ったのがこれ。

これ、トイレです(笑)

トイレというか、スペースです(笑)

床のどこでも隙間があるため

どこでも大丈夫だそう(笑)

 

 

 

結婚式が終わり、バジャウ族の友達のお家に

遊びに行くことに。

陸に降りたときの安心感は忘れません(笑)

水上で生活している人もいれば、

陸地で生活する人もいるそうです。

 

 

 

リゾート地としてしられるボホール島とは

思えない一面が見れてよかったです!

 

 

 

今日1番の衝撃といっていいほど

びっくりしたのが、この友達のお家。

めちゃくちゃ綺麗!!!!

 

 

 

バジャウ族の女の子がドイツ人の旦那さんと

結婚してここに住んでいるみたいです。

 

 

 

さっきまで見ていた景色との違いに驚きました。

オーシャンビューのめちゃくちゃいい部屋・・・

羨ましい・・・

下にはプールもありました。

 

 

 

 

東南アジアの色んな国をまわったのですが、

その中でもダントツの衝撃でした。

というか、人間はどんな環境でも生きていけるのか、と

人生で1番の衝撃だったと思います。

 

 

 

でも、無邪気に遊ぶ子供達の笑顔は

本当に輝いていて、幸せが溢れていました。

そして大人たちもみんな本当に優しくて、

フレンドリーで感動しました。

 

 

 

差別を受けていても、閉鎖的な雰囲気は一切なく、

私たちを迎え入れてくれたバジャウ族の人たち。

 

 

 

こんなに貴重な経験ができて本当によかった!!!

ヒロムくん、Shaima、ありがとう!!!

 

 

 

吉田ももみ