日本の家の上棟式
こんにちわ。朝からマイケルジャクソン急死の事で大騒ぎ!私もとてもビックリしました。とても残念です。
さて、今日は日本の家の上棟式と言う儀式について、後世に伝え家を造ると言う事がどの様な意味を持ち又、考えられて来たかを話したいと思います。
上棟式とは、土地の神々に対し感謝の気持ちを大事にすると共に、一家の発展と安全を祈願するものです。
又、合わせて工事に係る職方さん達の労をねぎらう事も意味しています。
五色の旗には、東から青色(春)を表し木の神を、南に赤色(夏)を表し火の神を、中央に黄色(土用)を表し土の神を、西に白色(秋)を表し金の神を、北に黒色(冬)を表し水の神を祀ります。
上部の梵天には、七・五・三の線を書き入れます。奇数は昔から吉数とも通じて縁起が良いとされ「七」は七曜星・宇宙を表し「五」は五行説を「三」は天地人を表しています。
破魔矢には、男矢として北東「鬼門」に上向きに放つ物と、女矢は南西の「病門」に下向きに放つ物があります。
地方によっては異なる事もありますが、上棟式の式次第も時代と共に簡略化されているのが現状です。
建築に携わる者として伝統を継承していく事が私達の大切な責務と考えます。